弱音 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします



娘は5年間、再発を繰り返しながらも、



今も入退院を繰り返しながら、治療を頑張っています。





付き添いをしている以上、



絶対自分が体調を崩すわけにはいかない



それがプレッシャーでもあって、



ずっと気を張った生活をしています。



そんなお母さんやお父さんは多いと思います。




こどもから突然、あれが食べたい。これが欲しい。



と、言われると、



どんな状況でもすぐに買いに走って、



作って、頑張ってしまう。


(そこで買い物先のスーパーで

元気そうなこどもの姿を目にしては、辛くなることもあります…)




何で自分たちは病院にいるんだろう…





だけど、



こどもが 「今」 食べたいというものを食べさせてあげたいから



こどもの喜ぶ顔がみたいから



それで元気になってくれるなら



という想いで…




つい頑張ってしまうこともあります。





カーテン1枚だけのプライバシーのない病室、



体調を崩したり、



気分が不安定になったり、



ストレスを抱えてしまう時もあります。



ココロが折れてしまう時もあるし、



この状況から逃げ出したくなる時もあります。




だけど、こどもが頑張ってるんだから、



自分も頑張らないといけない。



という気持ちのループで、



普段病院ではなるべく笑顔で気丈に振る舞っているけど、



なんとか、ギリギリのところで、



多くの方が過ごしていると思います。




もちろん、残された家族はそれぞれの場所で、



違う形で頑張っていると思います。




みんなどういう風にメンタルを保っているのだろう。



親のこころのケアも たまに 欲しくなります。



と、弱音を吐きました。