神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


史織がいなくなってから2年半。


この生活に少し慣れつつあるような気がします。


もちろん、寂しさ悲しさはずっと消えません。


自分でどこか、あの日のことをなるべく思い出さないようにしている気がします。


わざと忙しくしたり、写真を見返さないようにしたり。


病気の世界から離れたくなる時もあります。


史織の話を全くしない。という訳ではありません。


ただ、思い出すと胸が抉られるように辛くなる


だけど、敢えて思い出さないようにするのは違うんじゃないか?


思い出してもらえないと史織は寂しがるんじゃないか?


と、葛藤します。


だけど、思い出すと辛く悔しくなる


そのループです。


息子のこともあるし、いつまでも悲しんでる場合じゃないし、


日常は普通に訪れます。


だから誤魔化し誤魔化し生きてるような気がします。


もうすぐお盆なので余計に心がザワザワするのかな。



と、そんなある日。


子どもたちが通っていた体操教室の夏祭りがあり、コーチから招待されました。


(辞めて何年も経つのにこうして気にかけてくれることはとっても嬉しいです)


その夏祭りの数日前に、たまたまコーチが私のブログを見つけ、(胸を打たれたそうで)熟読され、


当日までに小児がんのこと、史織のことをパネルやチラシにし、


夏祭りでレモネードスタンドも開催して下さりました。


レモネードスタンドの取り組みは続けます!


と仰って下さって、とっても嬉しく思いました。


誰かの思いや行動を、また別の誰かに繋ぐ。


人の温かみを感じた一日でした。


とっても立派です↓





↑コーチが作って下さったチラシ



また、たくさんの人に知ってもらいました。