僕は優先席が空いていたら遠慮なく座るタイプの人間なのだが、僕の友人に優先席には絶対に座らないどころか、座ろうとするこちらに対して「え、お前優先席座るタイプなんだ」と言ってくるほどの人格者がいる。
別に座りたくないのなら座らなければいいだけなのだが、悪いことをしているわけでもないのに悪者扱いされるこちらとしてはたまったものではない。
そもそも優先席に座ることを躊躇う人は、優先と専用の違いをもう少し考えてみた方がいい。
優先とは、該当するものをその他より先んずることであり、その他を完全に排除するものではない。それに対して専用とは、特定の人だけが使えるものであり、「優先席は年寄りや持病持ちのためのものだから」といった理由で座らない人はそこを専用席か何かと勘違いしている。
したがって、優先席は該当者以外座ってはいけないなんてルールは勿論無いし、優先席に座っている健常者をなじることなんてもってのほかである。
こういう出来事に遭遇すると、最近STEM教育(数学や科学を重視した教育)が何かと話題になっているが、国語教育も大切なのだとしみじみ感じる。