デートの際に、ご飯代は男性が払うべきか問題は毎度のこと物議を醸す。

 

 

 

 

 

僕は基本的に男性が払った方がいいと思っているが、そもそも「払うべきか否か」という問いかけがすでに論点から逸脱しているように感じる。

 

 

 

 

重要なのは、「払うべきか(should)」ではなく「払いたいか(want to)」だと思う。

 

 

 

 

 

そして、男という生き物はよほど捻くれてない限り、女性が自分と会うために時間をかけて準備して、可愛い格好で来てくれた場合、ご飯代くらいは【払いたくなる】ものだ。←ここ重要

 

 

 

 

 

男性と女性では、デートの際にかかる準備時間に圧倒的な差がある。

 

 

 

 

男の場合はシャワーを浴びて髪を乾かし(計15分程度)、セットして服を着れば準備完了だ。30~40分もあれば大体の人は間に合う。

 

 

 

だた女性の場合は、髪を乾かすだけで20分以上かかる人が多い。さらにメイクや髪のセット、服選びなどトータルして平均1.5~2時間は必要だろう。それ以前に体調も整える必要がある。

 

 

 

 

なぜそれほど面倒なことをしてくれているかというと、男性に会うためだけにやってくれているわけであり、それをしっかり理解できている男性サイドにとってみれば普通ご飯くらいは奢りたくなるものだ。

 

 

 

 

 

実際に、デートの際男性の奢るという行動は「奢るのがマナーだから」「奢ってあげたほうがいいと世間で言われているから」という理性的なものではなく、純粋に「奢ってあげたい」という愛情から来ている場合が多い。

 

 

 

 

 

従って、ネット等でよく見かける、男が奢る「べきか」論争はあまり意味がない。

これは、「どちらかが負担して一方をもてなす。では、その負担はどちらが負うべきか」という発想が根底にあるのだろうが、取引先との商談じゃあるまいしそんな考えからは離れた方がいい。

どちらの選択肢を選んでも法律的、倫理的に問題がない今回のようなケースでは、「男性が奢るべき」という法律でもできない限り永遠に議論は終わらないだろう。

 

 

 

 

 

 

「奢りたいか」で考えるということは逆に、男性側が「この人には奢りたくないな」と感じれば無理に奢る必要がない。

 

 

 

 

 

ボサボサどすっぴんメガネジャージクロックスでデートに来られたとか、デート中に人の悪口ばかり言う人に「奢ってあげたい」と思えない人は多いし、その場合は割り勘か良くても少し多めに出すくらいでいいと思う。(もちろん「奢りたい」と思えればそれでいい。)

 

 

 

 

 

女性側も、「男が奢るなんて当たり前でしょ」スタンスではなく、「奢りたいと思ってもらえればいいな」くらいの気持ちでデートを楽しんだ方がいいと思うし、デートの準備を含め女性の頑張りにちゃんと気づいて「奢ってあげたい」という気持ちを湧き出させることができる健全な男性を探すことを推奨する。