----------暗い夜道
下り坂な県道161号線を走り、住宅街を越えてやっと国道317号線の交差点に出ると、明るくて車通りもそこそこあったのでホッとしました。
左折してここからしばらく国道317道沿いに進み、ローソンがある交差点を右折します。
しかし、地図では近いローソンが意外に遠い
(°д°；)
これ・・・よくある「知らない道は長く遠く感じる」ってヤツだわ
しかも夜道・・・やはり日が暮れる前に港に着いておくべきだったか
しかし、しまなみ満喫に悔いなし
がんばって夜道に東予港を目指します
さて、次の大通りに出るまで線路沿いの道を走るのですが、同じように灯りが少なくても平地の住宅地はまだ安心感がありました（＾ω＾）
フェリーの乗船は19：30～で、出港は22：30～
距離は30ｋｍなのでサンライズ糸山を20：00に出発しても十分余裕で着くとは思いますが、船内でゆっくりしたいので少しでも早く着きたいところ(;´Д`)
初めての道を長く感じる体感にちょっとジリジリしながら先を急ぎます
やっと県道38号線と合流し、右折してからの直線走行。
そのまま真っ直ぐ大型店舗や車通りのある明るい道をひた走りました
そして、国道196号線と出会う交差点
ここを左折して今治バイパスに入ります
あとは東予港近くまでバイパスを走って行けばいいので、ルートをまめに確認せずに済むから一安心です(⌒▽⌒)
バイパスだし、広くて明るくていい道だろう
距離はあるけど、暗がりや悪路を心配しなくていいから気持ちが楽だわ
なーんて……考えてました。
考えてましたよ甘っちょろい事を( ；∀；)
確かに最初は明るくて広い道でした。
車通りもそこそこで白線の内側を走っていけると安心していたのです。
------しかし路面は刻々と進化を遂げるもの・・・
路面がガタガタ悪化する所あり、路面はキレイでも白線の内側に排水孔が所々あって避けなければならない区間あり。
なかなか全線最高とはいかないのが国土交通省（；￣ェ￣）
いや県
市ともかくぼちぼち補修は当然でしょう。
その辺はなんとか許容範囲内です。
明るさも大型店舗やお店がなくなってきたら街灯のみですから寂しくなるのも致し方なし。車は少な目ですが走ってますし、後ろから照らされるライトも明るくて助かります。
・・・が、大きな川を２つ越えたあたりからでしょうか
寂しさが際立つ周りに何もない道。
乏しくなってた街灯がいよいよ無くなって
あれ何だかよく知ってる道っぽい
舗装路だけど街灯がない・・・山の中に入る田舎道っぽい
そんな。まさか。バイパスだよ
でも、これは、もしかして、もしかすると・・・・・
坂----Σヽ(｀д´；)ﾉ うおおおお！
いや～ん山の中に入って行くや～ん（/TДT)/
道路の脇が草～
広域農道みたいな真っ暗な舗装路～
日中に走るには最高で、夜には通りたくない真っ暗な道
しかも坂道・・・山越えか、丘越えか(つД`)ノ
しまなみ終わったら、道路のバラエティも終わった気がしてたのに、まさか、しまなみ後もこんなアップダウンがあるとは～
自分のライトは薄暗く、後続のリリさんのライトで走れてる感。
真っ暗な夜道ってだけでも不安なのに、シンドイ坂道をえっほえっほ。
１人じゃないのがまだ救い
たまに通る車の明かりがちょっと嬉しい
でも、東予港までは延長戦なのに
もう坂道は嫌だと思ってるのに
なんでこんなとこで坂のぼってるのさ
そこを過ぎてしばらく行くとインターチェンジがあり、道の向こうに「道の駅 今治湯の浦温泉」が見えました。
残念ながら、もう閉まってますけどね～(Ｔ▽Ｔ;)
明るい時に来て、今治土産とか買いたかったな～
距離的にはまだ半分。
インター周りは少し明かりがありましたが、また暗い中を走ります。
そうしてひたすら走って行くと・・・・・
またしても坂道がありました｡:ﾟ(｡ﾉω＼｡)ﾟ･｡ ｳﾜｧｰﾝ
暗いし、シンドイし、もう嫌だ～と泣き言をいう私を、リリさんが励ましてくれます。
りりさんの足なら坂道もへっちゃらなのですが、私のライトが暗いので後ろから照らしてくれるため抜かさずに後押ししてくれているのです。
ありがたや～(Ｔ▽Ｔ;) でも、シンドイよ～
坂を終えて暗い夜道をず～っと二人でひた走っていたら、川を越えた先にミニストップ（コンビニ）が見えて来ましたヽ(*'0'*)ﾂ
滋賀では南湖の下の方に４店舗しかないから、見かけたら入りたいスイーツが嬉しいコンビニなのです
ものすごく寄り道したいけど東予港に着くのが優先なので諦め
ミニストップ前の高田の交差点を越えて走り去ろうとした時、リリさんから緊急停止の声が掛かりましたΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
「待ってーライトが消えた」
「ええっ (￣□￣;)!!」
充電式のリリさんのライトのバッテリーが切れ、いきなり明かりが消えてしまったのです(； ･`д･´) ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ!!
電池式の私の物は徐々に光度が下がるのですが、バッテリー式のリリさんのライトはいきなりバツンと切れて真っ暗終了になってしまいました。
とりあえず危ないので最寄りの明るいお店の駐車場に緊急避難します
～八勝亭～
駐車場が広く、車はお店近くや奥にあったのと、ちょうど駐車場の端に自転車を立てかけられる高さのコンクリート壁があったので、とにかくそこに退避させていただきました
真っ暗な状態で走るのは危険極まりない
モバイルバッテリーがあるので本当なら充電しながらでも走れるはずなのですが、ライトに繋ぐケーブルを忘れたらしくリリさんのライトは復活できない事が分かりました。
うぉ～いそれ、一番忘れたらアカンやつーΣ(~∀~||;)
ちょうどすぐ近くにミニストップがあるので、りりさんはそこで懐中電灯を買ってくる事にしました。
私もこの機会にライトの電池を交換して光度を上げる事にします。
私はサドルバックにバッチリ予備電池を仕込んでいるので、その場で交換することに・・・・ことに・・・・
あれ予備電池が２本しかない。
ライトには電池が３本要りますよ
２本しかない・・・・
うぉ～いこれ、一番忘れたらアカンやつー（/TДT)/
スマホで電話♪
「りりさぁーん！単三電池買ってきてぇー！」
「りょうかーい！」
類は友を呼ぶというか・・・
２人して見事におまぬけというか・・・
その割にかなり運がいいというか・・・・
「これ、さっきの真っ暗な山の中やったらアウトやったな」
「コンビニと明るいお店のある所でホンマに良かった」
しみじみとタイミングの良さとお互いの運の強さに感謝しながら、それぞれがライトを再点灯させました。
うおー明るい
さっきまでとは比べ物にならないくらい明るい
そう、この明るさがあるからこのライトにしてるんだった
不安がありつつも光度の低い状態だったのは、例えるならば「ホワイトボードのマーカーを使い倒してまだ書けると思っていたのに、新品と比べたら最早やばいレベルにインクが薄れてた」・・・そんな感じですヽ(;´ω｀)ノ
りりさんもスマホホルダーを使って懐中電灯を装着
ゴムのスマホホルダー万能説
これで２人共バッチリ明るくなったので、意気揚々と東予港を目指すことが出来ました☆-(ﾉ●´∀)八(∀｀●)ﾉｲｴｰｲ
あと、大阪のサイクルモードで買ったお揃いのフロントバック。
前のリフレクターがいい仕事してましたね
フロントバックに反射板つきってありがたいんだなぁ
さて、東予港まであと一息(*´Д｀)=з
暗闇走ったり、知らない道で遠く感じたりで、
結構疲れたからフェリーについたらビールが飲みたい
ビールで乾杯してお疲れさまがやりたい
ラストスパートで頑張って港を目指すぞと輪唱開始
ビール
ビール
ビール
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
ライトの明るさで調子よく走っていると、徐々に街中に近づいてきました。
街灯やお店が多くなってきて、明るくて走ってても安心
な～んだ。ライト焦らなくてもよかったかなぁ～なんて呑気な事を言いながら東予の街中に入り、三津屋南の交差点を左折しました。
しかし、どんつきまで行くと工業地帯に入ると、いきなり街灯がまるでナッシング
真っ暗闇が再び来ましたこんばんは
しかも車も走って来ない～
またしても夜道に二人きり。
頼りになるのは光度ＭＡＸのライト達
やはり交換・補充しておいて正解でした
でなければこの暗闇は到底走れませんでしたよ(；´Д`A
しばらく進むと建物が無くなり橋を渡って港が見えました。
ひときわ明るい船溜まりあれが東予港です
ぐるっと入り江を沿うように走って、めざすゴールはすぐそこ・・・
【東予港 オレンジフェリー乗船場】
ゴールﾜ━(*ﾟ∀ﾟ人ﾟ∀ﾟ*)━ｨ♪!
真っ暗も何度かあった知らない道
緊急なライトトラブルもありましたが、21：49前に無事に辿り着きました
出向は22：30なのでちゃんと間に合いましたよ
手続きをしていよいよ船に乗り込みます。
自転車は人が乗船する入り口と違う場所から入ると案内されました。
今回、私達はサイクリングセットプランを申し込んだのですが、輪行プラン（収納して部屋へ持ち込む）ではなく、自転車をそのまま預かってもらうプランにしてありました。
-------これが大正解
時間はあるけど、散々走って疲れての輪行収納はシンドイ
そのまま預けた方が断然らくちんです
係員の人に誘導されて自転車を預けに行くと、ロードバイクは自立しないので横に寝かせられるように毛布を敷いておいてくださいました。
スペースもきちんと確保されてますし安心ですね
ここは一番下だったので階段を上がり、更にエスカレーターで上がって、ようやく居住区に辿り着きました。
さっそくフロントで受付をして部屋に向かいます。
私達が乗船したのは『オレンジ７』でした。
船内はいい感じのホテルのようでしたよ（＾∇＾）
１Ｆのエントランスにはチェックインカウンターやレストランがあります。
２Ｆはお風呂や宿泊の部屋。
３Ｆは展望ラウンジで、自動ビアノが演奏してました。
私達は今回二人部屋である特等室Ａを予約しています。
ベッドの他に洗面所やテレビのある休憩スペースがあるので、サイジャを洗って干しておくことが出来るとチョイスしました
とりあえずは部屋でヘルメットなどの装備を解いて、荷物を置き、レストランに向かいます。
22：00ですから乗客のみなさんはすでに夕食を終えられたのでしょう。
利用客は少なかったですが、セルフサービスで選べるメニューはわりと残っていて、アフターライドの打ち上げには十分でした
２人共サーモンのカルパッチョとビール
私はカツオのたたきと冷ややっこ。
りりさんはナスの揚げびたしとお漬物。
最後までしまなみの海鮮でカンパーイ
お疲れ様～♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
充実満足満喫のしまなみ海道だったね～
初めてのしまなみ海道
景色、グルメ、名所、スタンプラリーに亀老山。
楽しい話は尽きません｡+.｡ヽ(*>∀<*)ﾉ｡.+。ｷｬﾊｯ
話が尽きないから無くなっちゃっても仕方ないよね
お替りしなきゃ仕方ないよね
というわけで、りりさんは梅酒のロック、
私は日本酒をお替りして、
再度、カンパーイ
♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
最後まで楽しく美味しくいただきました
打ち上げが終わったらお風呂です。
浴衣とタオルと歯磨きセットがあるので活用～
最後に部屋の洗面台でサイジャを洗って干して準備万端。
ふかふかベッドでゆっくりとお休みなさ～い
【大阪 南港】
翌朝は乗客の方達は到着の6：10～降りて行動される気満々のようですが、私達はのんびりと朝食を食べに行きました。
朝のレストランはそこそこ混んでましたが、それでも早めに降りる人が多いのか席に困る事はありませんでした。
朝日と港の船を眺めながらの朝食です。
今日もいいお天気だわ～
さて、部屋に帰ってサイジャに着替えようとしますが・・・
----------乾いてない
ｵﾛｵﾛ(ﾟﾛﾟ;))((;ﾟﾛﾟ)ｵﾛｵﾛ
慌ててドライヤーを借りて交代でサイジャを乾かしました
今回、初めての新幹線輪行と宿泊ライドです。
リュックは背負わずに、ウェストポーチと自転車に着けるサドルバックやフロントバック、ツールボックスとボトルのみでの旅でした。
サイジャは速乾性だから乾くだろうと、衣類はインナーの着替えのみ持参して、フェリーの浴衣で夜を過ごして洗濯しておいたのですが・・・・
なんてこったい。乾いてない(つД`)ノ
ドライヤーでそこそこ乾かしましたが、しっとり・・・
まぁ、速乾性だし体温と外気温で乾くだろうと着替えました(^▽^;)
実際、着たらあっという間に体温で気にならなくなりましたしね。
こういう事態が困る人はリュックや大容量サドルバックでサイジャの着替えを持って行った方がいいかもしれません。
私達は「出たとこ勝負でなんとかなるさ～」な人なので、なんとかしました（笑）
サイジャは乾きませんでしたが、食事も出来て、お風呂も入れて、ベッドで寝られて、寝ている間に大阪まで帰れるんだからオレンジフェリーはライドの交通手段としてはとてもいいです
これでバスタオルが付いてたらもっと最高
無いなら・・今治で買って帰るのもいいかも
今治と言えばタオルが有名
荷物になるけどお土産と思えば帰り道くらい苦でもないし
次回利用するなら、早めの縦走完遂とお土産ＧＥＴで乗船にしましょう
さて、自転車をピックアップして船を降ります。
南港のフェリーターミナルに降り立ったものの、沢山の船やトラックなどでどこが出口か分かりません。係員の人に聞いてから移動しました。
乗船場の中から道路に出るまで。
道路を渡って電車の駅の入り口まで。
遠くはないけど、近くもない。
輪行袋を担いで歩くのはツライし、組み立てて、またすぐに収納するのも面倒くさい
やはり自転車はそのまま走り出せる状態で預けて正解でした
【ニュートラム フェリーターミナル駅】
するするっと乗り換えができて、自転車も邪魔にならないように固定できて無事に帰宅～
初めてのしまなみ海道はいい思い出ばかりが一杯
苦労は終わったと共に忘れとけ
一度は行きたい、しまなみ海道
何度も行きたい、しまなみ海道
