酔っ払いの其れに似た歩み寄りだった…
チャミスルをターゲットのテーブルに置くと、サイダー等で割って飲めば、美味しく成る事を説明する。
紙コップを二つ並べると、チャミスルを並々と注ぎ、残り一割をサイダーで満たす。
ターゲットが驚きに似た咆哮を挙げ、二人を囲むテーブルが盛り上がる。
周囲の歓喜は、ターゲットを煽り、飲まずには居られない空気へと変えた。
完全にロックオンした瞬間でもある。
フニャっとしたコップを、軽く合わせると、ショットグラスを空ける様に、両者は同時に飲み干す。
二杯目を注ぐ…
美酒の味わいと、互いを讃え、親指を突き出し相手に賞賛を送る。
…その後も何度もチャミスルは注がれ、興味を示した女の子達もマネながら、次々とチャミスルが消費して行く。
二時間以上の焼酎パーティーが続いた。
気付けば、ターゲットの顔は茹でダコへと姿を変え、触手にも似た、骨抜きの様な腕をオレに絡めながら喜んでいる。
結構呑めるじゃねーの?完全にオレも酔っ払った。
この男の酒好きは有名で、今回のサンプルに打ってつけだった。
…女の子達が向こうで写真を撮ろうって言うんでターゲットを抱え上げる様に千鳥脚でB.B.Q場向こうの山を駆け上がる。
山の向こう側には、更に大きな溜池があった!
彼女達と数枚の写真に収まる…。
ふと、振り返ると
ターゲットがコーナーに座り込むボクサーの様に、うな垂れている。
セコンドタオルが投げられた…
T.K.O!
(帰りの車中。電撃ネッ○ワークの方じゃ有りません)
酒が強いのか?弱いのか?
確実に世界レベルで弱いだろう。
しょうも無いチンタオで満足している国、方や景気の影響で、しょうも無いビールで我慢する国。
並ばられるか?歩み寄るか?
互いの国の行く末…
ひとつ解ること、酒に国境は無い。



