この日は、仕事で広州へ向かった。
メンバーは・・
工場長・製造課長・F花さん・オレ・運転手の4人パーティー。
仕事と言っても、新しい機械を確認しに、
成形機メーカーの工場見学と言ったとこだ。
広州と言えば、まさにアジア大会真っ只中ってな訳で…
今回、空港に降りた時から、妙な緊張感が街中に感じとれた。
そう!!今、広州の至る所でテロ警戒レベルを引き上げにより、
自動小銃を抱えた武装警官が至る所に配備されている。
そんな面倒くさい中へオレ達は向かった。
検問に引っかかると厄介だ・・
広州へ向かう前に、資材課長から依頼された
材料の受け取りに業者へ向う。
20kgほどの、真っ白な材料が運転手の力で1袋、2袋と、
オレが座る後部席後ろのトランクスペースに積み上げられる。
日差しが強いからか、
運転手は元々そこに、
放り込まれる様に置いてあったブルーシートを丁寧に被せた。
・・どうでもイイ処に几帳面なヤツである。
なんか、隠しているみたいで余計怪しいような・・
その道中、オレのシックスセンスが働き、いやな予感を感じ取る。
…広州I.Cまで、あと少し、
目の前がものすごい渋滞で、一向に車が進まなくなった。
取り合えず運転手が車を降りて、前方の様子を窺がいに向かう。
数分した頃に運転手が戻ってきた・・いつもの恵比寿顔が、見られない。
予感が的中したようだ。
どうやら、前方の広州I.C降り口前で、検問を行っている様だ。
・・10後、溜息と共にようやく車が動き出す。
そうして、検問前へと我々の車が誘導されてゆく・・
・・・ここからの一部始終は、こんな感じだ!!
全員:「・・・・・・・・。」(沈黙)
武装警官A:「全員降りろ!」
運転手:「はい・・」
武装警官A:「早くしろ!!」
運転手、工場長、製造課長:「はいっ!」
F花さん、オレ:「・・・・。」
ガチャッ!バタン!!(車を開ける音)
武装警官B:「トランクを開けろ!」
運転手:「は・・はい!」
ガコッ(武装警官Bがトランクを開ける)
武装警官B:「ん!?」
(オレ達に妙な緊張感が走る・・・・)
武装警官B:「何だこれは!」
(ワー!めんどくさー・・・・)
武装警官A:「開けて見せろ!」
(首から掛けた自動小銃が気になる・・)
運転手:「は・・はい!」
バサッガサゴソ・・(運転手がブルーシートをはぐる)
武装警官B:「何だこれは!」
(思わず目を覆いたい・・・・・)
武装警官A:「へんなモンじゃ無いだろな!!」
(終んの何時なんだろ・・・・)
工場長・製造課長「これは・・材料で・・我々は・・プラ・・・」
(動揺の口調が、苦しい言い訳に聞こえる。)
武装警官B:「こっちに並べ!」
(チンタラ・・チンタラ・・と、整列。)
武装警官B:「身分証出せ!」
(中国人3人が一斉に出し合う)
F花氏:「これでもOK?」
(財布からヨレたパスポートのコピーを出す)
オレ:(オイ、オイ、なに出しとん!オレ携帯してネーシ!!)
武装警官B:(シカメながら眺める・・)
(すかさず中国人3人がこの2人は日本人なので身分証ない・・と説明する。)
武装警官B:「普通身分証を持ち歩くだろ!」
武装警官A:「お前らの会社は身分書要らんのか!?」
武装警官B:「直ぐ出せ!!」
製造課長:「私らの会社は日本人は持たなくてイイんです。」
武装警官B:「そんな会社あるかい!直ぐ出せや!!」
製造課長:「フンガンの会社です・・・。」
武装警官A:「どこの会社ーぁ!?」
(しばらく・・押し問答がつづいた)
そのあと誠実に答えるこいつら3人に負けたか?
取り合えず、広州行きを許され通しもらえる事に成った。
めんどクセー所!もー二度と行かん!
クソ広州!



