バスの中で自分とバックパックが飛ば無い様に精一杯ポールに捕まっていたら前の方に座ってたおばちゃんが手招きで
「こっちおいで。空いてる所座りなさい。」
って。でもそこの近くに人居るから何だか悪いし、荷物大きいからここで大丈夫だよ。って手で会話したら
「もうらそんなんさっさとこっち持ってきなさい!はやく!」
みたいな感じでやられて笑
あぁ、ありがとうございます。。って感じで座る事が出来ました。何なら荷物も周りの人が総動員で僕が座る1番前の席の所まで持ってきてくれた。
え、やさし。ミャンマーの人って本当にこんな感じなんだ。でも、こえぇ。知らない人、特にこうゆう場面での外人からの優しさって怖いんです。
徐々に市内に近づくにつれて人が減ってきて、運転手の助手がどこで降りるのー?ホテルどこー?って聞いてきたから、予約とってある所の名前と地図を見せたの。
そしたらそのバスの運転手、助手、優しいおばちゃんが話し合い。地図とにらめっこしながら何か聞いてくるんだけど、ビルマ語だから何言ってんのかサッパリ。笑
とりあえずぼくは「?」
って感じでいると、何言ってんのかわかん無いけど、
「よっしゃ。ルートから外れるけど、このホテルのすぐ近くまで行くよ!そんでこのおばちゃんが案内してくれるから、連れてってもらいな!」
って感じになって(°_°)ほえ?笑
ぶっちゃけ地図は見慣れてるから適当に市内に入ったら降りようと思ってたけど、もうそんなん言える空気じゃない。おばちゃんもかなりのドヤ顔で、私に任せな!って感じで。。。
まぁいっか。笑
ミャンマーの人が本当に人を騙さないのか分かるし。
こんな感じで、もう明らかにそこから徒歩5分ぐらいの所までバスは行ってくれて(;_;)
しかも運賃払おうとしたら、いらないよ!じゃあね!って!助手が!(;_;)
こえぇよー(;_;)笑
でおばちゃん(+三ちゃんに似てる息子。三ちゃんって名前にした。)が付いてきてって連れてこられたのが、何故かドーナツ屋さん。笑
え?と思いながらも付いて行くと、とりあえずここ座ってて!って。
ちょっとビビりながらも座ってたら、三ちゃんがドーナツとオレンジジュースと水を持って来て、おばちゃんがとりあえずこれ食べなさい。これ飲みなさい。」って。
うえーん(;_;)うれしーけどこえぇよー(;_;)笑
食べないのも失礼だしお腹空いてたから、ドーナツ食べてオレンジジュース飲んでたら、おばちゃんがどこかに電話しだしてさ。
どこに電話してんのかなーとか気になってたら、電話を渡されてさ。え?おれに?え?
となりながらも電話に出る。
僕 Hello?
相手 あ、もしもしー。
????え?にほんご?え?笑
出たらそのおばちゃんのお姉さんらしくて、日本語が話せました。かなり上手に。
そのお姉さんが言うには、妹があなたを心配していて、何か力になれないかって言ってまして、何か困ってないですか?って。。。
うそやん。え。本当なら、マザーテレサもんでしょ。
ちょっと疑いつつも、ホテルの場所も分かるし、もう大丈夫ですって伝えて下さい言うたら、分かりました。妹に伝えます。
すごい嬉しかったけど、迷惑かけたくないし。と思いながらドーナツ全部食べた。
ドーナツ屋さん出てホテルの方に行こうとしたら、こっち来て!!って。
んんん??おや?伝わって無いのか???
でもドーナツ奢って貰ったし、とりあえず付いて行く。
すると怪しげな建物の中に案内された。
きたよ。これね。変な建物に連れてかれて、あれでしょ。
と思って諦めてた。笑
そしたらまさかのホテルの住所を完璧に分かる様に私が調べるから、ちょっとわたしの家で休んでて。トイレ行きたかったらトイレあるし。ちょっと座ってて。って。
いやね、ぶっちゃけもう全然完璧に分かってる。ホテル。でもおばちゃんが一生懸命だから変な事言えないし、何なら言葉通じないし。ほとんどフィーリングの会話だし。笑
そこからおばちゃん色んな人に電話してホテルの名前をぼくから頑張って本とか使いながら聞いて、見つけ出してくれて!
そしたらおもむろに化粧しだして。
「さぁ!行くよ!!」
おばちゃんの家を出たら三ちゃんが走ってタクシー捕まえて、どこどこまで連れてってくれって。
え?タクシーの距離じゃなくね?
と思ったけど、もうされるがまま。笑
案の定タクシー乗って5分でホテル着いた。笑
ホテル着いて、まだチェックインの時間じゃないから荷物置いて、さぁ明日のバスのチケットでも買いに行こうかなーって思ってたら、再びおばちゃんが自分の携帯を僕に差し出す。
あ、またお姉さんか。お礼言わないとな。
と思ってたら、
「妹が一緒にお昼ご飯食べようと言ってまして、良かったら一緒に食べてあげて下さい。」
えええ?まじ?え。なんで?(°_°)
と思ってる内に歩き出すおばちゃんと三ちゃん。
もう選択肢無いですね。はい。行きます。
また走ってタクシーを捕まえる三ちゃん。どこに行くかも分からずに乗るぼく。
車内の会話はゼロ。笑
でもどこかマイナーな、ミャンマー人が集う渋い店に連れてってくれるんかなー。どこ行くんだろうなー。ってドキドキしながらタクシーに乗ること約10分
ケンタッキーでした。KFC。
そうです。ミャンマーで食べた初の食事は、まさかのフライドチキンでした。笑
でもミャンマーではケンタッキーって高級レストランなんだよね。ドアマンまで居たし、値段がそこらに売ってるのの10倍ぐらい。
適当に選んだら、三ちゃんをレジに残して、おばちゃんと二階に。外国人で賑わっていて、1人で座ってたミャンマー人の女の子と相席に。
その女の子におばちゃんが自慢気に
「日本人の子が困ってて、助けてあげて一緒にご飯食べるんだ!」(多分ね。。)
って言ったら女の子もテンション上がって2人で喋ってる。
元々口数少ない上に言葉が全くわから無いから話せ無いですね。
そこに三ちゃんがフライドチキンとか色々山盛り持ってきて、食べる。
会話はゼロ。笑
きっと楽しい食卓でも無いから、嬉しい反面すごい申し訳なくなってくる(;_;)
ケンタッキーを出て、さぁバスのチケット。。。
と思ったら、次はマーケット行くよ!って。
?マーケット?(°_°)
何しに行くんだろ(°_°)
まぁこの際付いて行こう。バスのチケットなんて、どうにでもなるし。
マーケットに付いて行くと、三ちゃんがカゴを押し、おばちゃんどんどんカゴに食い物飲み物とか色んなもん入れる。
中にはどれがいい?って聞いてきて、これ一緒に食べるの?笑
と思って選んでた。
会計が終わり、ちょうど2時頃になって。
ホテル行こうと再びタクシーへ。
ホテルに着いて、チェックインを済まし、荷物をベッドに持っていこうとしたら何故かおばちゃんと三ちゃんも付いてくる。笑
で、ドミトリーの僕の部屋に文句。これじゃ寝られ無い!もうちょい払えば1人部屋で寝れるよ!って。
でもね、ぼくはお金が無いからこうゆう所しか泊まれ無いんだ。ここで良いの!って言ったら
じゃあこれ。って。
さっきマーケットで買った物ほとんど僕の為に買ってくれてたみたいでさ、パンやジャム、フルーツとか水とかの飲食物から、ティッシュやウェットティッシュ、果物切るナイフまで。
いやいやいや!流石に!それは悪い!何なら日本から持ってきてるし、それまでもタクシーからケンタッキーから全部お金出して貰ってるし!!
って言っても引き下がるおばちゃんじゃないよね(;_;)
最終的には明日のバスのチケットも買おうとしたけど、流石に止めた。笑
でありがとー。本当ありがとー。ありがとー。つわて頑張ってビルマ語で言ったら颯爽と去ってくおばちゃん。。
五分後戻ってくるおばちゃん。
え、どしたんかな?
と思ったら、鼻水止める薬買ってきてくれた(;_;)温度差で鼻水すすってたの気にしてくれたみたいで。
そして再び颯爽と去ってく。。
ヤンゴンに付いて、こんな神、いや仏のように優しい親子に出会えました。
実際その付いてきて!付いてきて!ってなってる時は、ちょっともういいよ。おれはおれで行きたい所あるし!そんな構わなくても1人で平気だよ!って、正直なってました。
言い方が悪いとそこまで優しくされる筋合いも無いし、知ら無い土地で知ら無い人になんて尚更。
日本にいても他人からこんな風に優しくされた覚えも無いし、何なら東京の地下鉄のホームで脱水症状出てぶっ倒れた時なんてみんな見下してスルーしていくし。
自分を救えるのは、結局自分。
だから自分は1人で生きていかなくちゃ。
そう思ってました。
でも、あの親子は違った。
ただ居合わせたバスに乗り込んできた見るからに外国人の僕に、ガイドブック広げてホテルの住所確認してるだけの僕をすごく困ってると思って、バスの運転手や周りの人を巻き込んで、何から何まで助けてくれた。
言葉も全然通じ無い。素性も分からない。おばちゃんのお姉さんが日本語話せるから何か日本に縁があるのかもしれないけど、それも分からない。そのお姉さんも電話で、何か困ったらいつでも助けるって。
でも、それは間違いなくおばちゃん達の心遣いであり善意であり、優しさであって。
そこには裏腹なモノなんて無くて、ただの暖かい優しさで。
それを最初疑うのは仕方ないけど、徐々に甘えるだけ甘えておきながら、もう良いよ。厚かましい。なんて思ってしまって、本当に自分が情けない、なんて器の小さい人間なんだ。なんて冷たい人間なんだろう。なんて余裕が無い人間なんだろう。
このブログを書いてても、おばちゃんの笑顔を思い出すと何でか涙が出てきます。なんか、ボロボロ出てきます。なんでだろ
ぼくは日本に居ても、そうしたくても困ってる人を助けるって中々出来ません。
それは人見知りでビビリな僕にとって知らない人、ましてや外国人の方に声を掛けるのはとても勇気がいるからです。
でも、少し考えが変わりました。
助けれなくても良いから、これからは街中でキョロキョロしてる人が居たら、積極的に声を掛けようと決めました。その人にお金に余裕があろうが、男だろうが女だろうが。
おばちゃんはそんな見返りなんて求めて無いだろうけど、このまま優しくされたまんまじゃ、悔しいです。
長くなりましたね。。まぁ見てる人もそんな居ないけど。
でもどうしても、このおばちゃんと三ちゃん親子の事は、細かく書きたかった。
ミャンマー人は仏教だから優しい!治安が良い!って聞いていたけど、それは違う。そんな単純なんじゃない。
あの親子は僕の中では別格です。
何ヶ国か旅しましたが、全世界で1番優しい親子です。
結局名前も教えてくれなかったけど、日本に帰る時にヤンゴンに寄るから、おばちゃんの家の近くに行ってみようかな。
また会いたいな。
なんだか、人に優しくされて、こんなにも幸せな気持ちになれるんだって、痛感しました。この気持ちが、少しでも広まって、僕のように冷え切った日本人の感覚が少しでも温もるといいな。そう思いました。
この時は。
まだ初日は終わりません。笑