義姉がだした喪中はがきをみて

巧さんの従兄弟が 御香典を

電話でお礼を伝えようとしたけど 手紙を書くことにした


 あの日 4月22日いつもと同じ朝だった 「かあさん パン一緒に焼いとくな」 いつも焼いてくれた


 「かあさんの入れてくれるコーヒー 美味しい ありがとな」


 出張に持っていく荷物用意して

「かあさん 〇〇の支払いたのんどくな」「くそ 通風でたか シップ買ってくるわ」


 72年生きて 最後のかいもの ロキソニンのシップ

「稼ぎ悪いからええもの食べてないのに 通風ですわハハハハ」誰かと楽しそうに話してる

 いつも 笑顔で話ししてた


 ご近所から たけのこをいただいた

「悪いけど たけのご飯食べたいからつくって」


 夕食は たけのこご飯 おひたし 

焼き魚 湯豆富 

「かあさんごめん せっかくいかの下足天ぷら用意してくれてるけど 胸もたれそうや」 なんでも美味しそうに食べる人が この週は 少し食欲なかった

 かかりつけ医へ行って「腹減る薬もらってきた」と


 「明日 名探偵コナン見に行く?」 

「悪い お腹の調子も微妙 途中でトイレ行きたくなったら困るから もう少しあとやな」


 マッサージしてる巧さんに

「先お風呂入って 部屋で本読んでるな」と言ったら「はーい」と

9時過ぎだった 生きてる最後の姿 


 10時半頃 パジャマに着替え 豆球消して 枕の真ん中に頭置いてお布団肩までかけて「ふーーーーーー」と長い息2回吐き出して 笑い顔で逝ってしまった あの日最後の日の事少し書いた

思い出だすと涙が止まらない 少し書いたけど何書いたかな


 御礼状と登録商標のはいった包丁と握り鋏いっしょに入れて「使うたび巧さん思い出してください」と