自民党内、とくに女性局において、妊娠・出産のため国会に出席できない議員が議決権を行使できるように、遠隔投票=ネット投票を認める改革案の検討が行われています。
その状況について、女性局の局長代理を務める宮川典子衆議院議員にお会いしてきました。
任期中に出産した金子恵美前衆議院議員の同期であり友人として支えた経験から、この問題には人一倍熱心に取り組んできた宮川議員。早ければ今国会での改革案の成立を目指しています。
任期中に妊娠・出産した議員に対して、当時の国会内では、「大きなおなかでウロウロするな」とか「時期を考えろ」といった暴言を浴びせられたこともあるそうです。2017年に出産した鈴木貴子衆議院議員も、国会内のマタハラに対してブログ等で見解を示しています。
マタハラ議員は「子は宝」の看板を下ろしてほしい
宮川議員が特に力説したのは、マタハラを繰り返す議員が自身のホームページや選挙時のキャッチコピーで「子は宝」とか「子どものため」とかいうのを許せないということ。同じ党内、そして先輩議員であっても、決して看過しないそうです。そのような声を、一人でも多くの人が繰り返し上げていくことでしか、現状は変えられないのかもしれません。
地方議員や一有権者にも配慮を
当然、地方議員の中にも、そして有権者の中にも妊産婦はいるわけで、その人たちの議決権や選挙権にも同様に配慮すべきだ思います。女性が活躍しやすい環境は、女性リーダーが中心になって作っていくべきでしょう。すべての人に平等な投票環境を提供できるよう、私たちも取り組んでいきます。
