THMIS mama “お洒落の小部屋”

THMIS mama “お洒落の小部屋”

好きになれない。  vol.226.

ドキドキ 愛結美、既に自宅最寄り駅に着き、そして駅から出て歩いていた。
「どうなってるのかな~~~。あれから電話、来ないけど…。いつも通りに課長の家に着いて、ふたりとも、家に向かっていればいいけど…。」

方や、理江子と寿永流は…。理江子のマンションの理江子の部屋で…。
共にシャワーを浴びながらも、ふたり共に抱き合いながらの抱擁を続けていた。
何度も唇を重ねて、寿永流は理江子のふたつの膨らみを優しく愛撫しながら、
その膨らみのオレンジ色の蕾を口に含み、口の中で転がし続け、
理江子はその快感に寿永流の頭を自分の胸にきつく、
そして寿永流の両肩を自分の両腕で抱え込んでいた。
そのまま寿永流は理江子の豊満な膨らみから下へ。
そして、やがてはシャワーで濡れた黒い茂みに辿り着き、そのまま茂みの中の、
その奥に顔を埋めて理江子の脚を開き、理江子自身の花びらを優しく愛撫していた。





菜帆子、小埜瀬に、
「佐津香さん。」
佐津香を見て、
「とにかくこの人は、余りにも面倒見がいいの。…確かに。マーケティングにも、佐津香さんみたいに面倒見のいい人は多いよ。だからこその団結力だから。…でもさ。こと課長に対して、これほどまでに親身にやってくれる人っていったら…。」
そこまで言って菜帆子、右目を歪めて、顔を傾げて、
「まずは、いない。…つまりは、大の大人が、しかも…、これだけガタイのある男性が…。…って、思うじゃない。」

その一言で小埜瀬、思わず右手を頭に、そしてクシャリとした顔で、俯くように、
「面目ない。」

そんな小埜瀬を佐津香、クスリと笑顔で…。

菜帆子、
「でもさ。…そんな…、ガタイがある人でも…。つまりは…、今までに経験のないような…。お酒を飲んで…。けど、それほどにアルコールは入っていないにしても、いきなり倒れて。そんな風になれば、誰でも心配する。…な~~んだけど~~。その時ってさ~~。私たちなら、次に行動するのが、当然、誰か他に男の人って。考えて~~。すぐさま、お店に入ってくんじゃない…???…普通なら。」

話を聞いて順平、
「あ、確かに。課長が倒れたのって、店のすぐ近く。」

菜帆子、
「…でっしょう~~。…でも、佐津香さんは、全くそういう事をせずに、すぐさま自分から行動に出る。」
そして菜帆子、佐津香を見てニッコリと。
「つまりは…、ほっとけないのよ。…もしかして佐津香さん。一番最初に課長が倒れた、あの瞬間に、亡くなった旦那さま、頭の中に現れたんじゃないかしらね~~~。…で、自然に体が動いた。」

順平、
「あっ。」

小埜瀬、菜帆子の話を聞いて、目をパチクリとさせて、
「え…???」

菜帆子、
「…と、私は、感じてる。」
そして菜帆子、一拍置いて、
「…しかも…。マーケティングに課長が入ってきてから、今まで。…もぅ~~。3日辺りからは、課長、中々どうして、仙台での働きぶりが戻ってきたような仕事だったもん。」

順平、ニコニコと、
「確かに。」

「仕事には頑固。そして部下にも頑固。…なんだけど~~。部下に対しては出来る仕事だからとにかく突っつく。そして、鼓舞しながらも部下を讃える。そういう意味での頑固。そして情に厚い。ま。その反面、短気なところもあれば、いきなり机からいなくなったと思えば、怒り心頭でね。そして数分後には何もなかったように机に戻ってくる。」

順平、ニコニコしながら、
「あるある。」

菜帆子、小埜瀬に、
「課長、トイレに行って便器におっきな声で怒鳴ってたでしょ。」

その一言に佐津香可笑しくて堪らない。

小埜瀬、体を縮こまらせるように、左手で顔を隠しながら、
「ご明察通り。」
そして中指と薬指の隙間から菜帆子を見て、
「菜帆子さん。知ってたの…???」

間髪入れずに菜帆子、
「あったりまえじゃないですか~~。…って、言うか、マーケティングの女性陣なら誰しも知ってますけど…。」

いきなり小埜瀬、顔から手を放して、
「うそ。…あっちゃあ~~。そうだったんだ~~。」

「最初はね。みんな、いきなり机から離れて何処行くんだろって。…でも、その内に、龍二と結羅がさ、課長の後を着けた。そしたら、何とトイレに入ってって~~。いきなりトイレから怒鳴り声って。それから数秒でトイレから出て来て何もなかったように自分の席に戻る。って。」

佐津香、クスクスと。

順平、
「いやいやいやいや。龍二と結羅~~~。あいつら~~。かかかかか。」

菜帆子、
「課長、とにかく部下に対して、怒るって言うのがない。まっ。それは部長も同じだけど…。」
そこまで話して菜帆子、またもや一拍置いて、
「でも…。課長の言う、匂いには…。さすがに、私たちも…。」

「え、え…???…私たち…???」
小埜瀬、目をパチクリと…。








好きになれない。   vol,226.   「とにかくこの人は、余りにも面倒見がいいの。」

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