京都、アートンギャラリーにて井上文太さんの個展を見に行った。
DMが届いてから、楽しみにしてた個展。結局忙しくて、とうとう最終日になってしまった。
文化博物館は、シャガール展を見る人でいつも以上の人。その波を越えて、回廊にある小さなギャラリーへ。
今まで見た
「海」のシリーズや「襖絵」ように、気が狂うほどの細い筆を重ねたものでもなく、
「三銃士」や「桃太郎」のように、バッキバキの線でもなく、
ちょんっ
![ラブラブ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
って、置かれた砂の動物と、その動物の砂絵。
可愛いい。触りたい。
ガキか、お前って思うくらいの簡単過ぎる感情。単純に、両手のひらで触りたくなるほど可愛い。
あぁ、これはあれだ。幼稚園のとき、私が作りたくて作れなかった、完璧に可愛い動物だ。
耳やら、手やら、細かい部分まで可愛い。
最終日という事で、井上さん本人もギャラリーにいらっしゃった。
カーキのモッズコートに、黒い小さなマフラー。写真で見るよりずっと男前でおしゃれ。
続々来るお友達に
「ようきたな~!ありがとう!」
と、大きな声で挨拶する姿に、こっちまで気持ち良くなる。
帰り際に写真を一枚お願いした。
井上さんに
「どれが好きなの?」
って、聞かれ
「うさぎ…。」
ボソっと私が答えると
ヒョイっと、うさぎの耳を掴み私に手渡した。
その写真の私の緊張具合ったらない。
井上さんの作品も、井上さんも、ますます大好きになった日だった。
iPhoneからの投稿