月のふね
森絵都
久しぶりに1日で1冊読めました。
まだ夏休みだっていうのに
週に2、3回ある講義に参加するため
こっちに戻ってきました。
だから講義がない日は暇。
戻ってすぐバイトにエントリーしたのに
1週間たって催促の連絡してはじめて
やっと面接してもらえるなんて、
時間もお金もないってのに
まったくのん気なこった。
だから今日は何もすることがなくて
まだ読んでいなかった本を読みました。
それは去年にぃちゃんが貸してくれた1冊で
登場人物が私の兄に似ているというので
それはぜひ、と。
でも結局1年もたってしまって
こっちにまで持ってきてしまった。
今度会ったら返します。
森さんの本を読むのは
中学生ぶりでした。
ヤングアダルト
YA系というそうで
思春期の複雑な彼ら自身を
まるで彼らが書いたかのように
見事に表現されていて、
確かに自分もこんな感じだったな。
と懐かしい気持ちになりました。
それより
森さんはなんでそんなに
彼らの気持ちがわかるのか、
当時は思いもしなかった感想を
こうして抱くことで
自分の感性は確実に変わってしまっているのだと
気が付きました。
森さんは忘れず
こうしてYA世代に共感を得る
彼らには何より心強い作品を
世に送り出しているんだ。
すごいことだね。
そのくらいの子たちの悩み相談のボランティアしたりとか
将来中高生相手に養護教諭したいとか
思ってる分、
私は結構その子たちの考えとか悩みとか
共感できる気がしていた。
いいのか悪いのか
私も成長していたんですね。
つきのふねを読んで
忘れていた感性
思い出す感性
がたくさんありました。
読み終わって
なんだか少し気持ちが若く
きれいになった気がします。
とても読みやすかった。
〈キーワード)
中学生
ノストラダムス
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思春期
少年犯罪
精神疾患