恋人の死② | シングル気ままに育児〜幸せの奥にあるもの

シングル気ままに育児〜幸せの奥にあるもの

仕事、妊娠、育児、流産、離婚調停、彼氏と死別…すべて私の人生。
こう並べると不幸みたいだけど、幸せなのよ!!
これからの人生は自分でしか作れない!自由なんだ!と前向きに生きるために、ブログをまた再開します。

亡くなったと連絡が来た翌々日がお通夜でした。

翌日
勇気がないのと、彼が死んだことを忘れたい思いで普通に仕事に行きました。普通の状態で仕事はできないものの、時間だけは過ぎました。

今思っても記憶にない。



翌々日のお通夜。
行きたくない気持ちと、行った方が良いと思う気持ち。
迷って迷って、息子とお通夜が始まる前に行きました。

会場に着くと、親族の方や、会社関係の人に謝られました。

「こんなことになってごめんなさい」と。
そして、
息子に対して「ごめんね」って。

会場に着くと、明らかに彼の葬儀みたいになっていた。

出口に名前。

写真。

本当に彼が死んだようだ。

彼のお父さんと共に、息子の手を強く握って棺桶まで歩いた。

彼の顔を見るのに、

勇気を振り絞った。




よしっ!と思って見たら、





「誰?
え、誰これ??」



彼は頭蓋骨が割れたらしく、顔が変わっていた。

流れていた涙が引いた。


誰?

これ。




家族も、
身の回りのもの彼のものだけど

顔違うやーん!!!


なんかわけわからん。

こんな時に笑ってしまった。

「これ〇〇くん?」

息子に聞いてしまった。

息子は無言。





言葉にならない。


涙しか出てこない。






お通夜の記憶。


棺桶に寝る彼と。

息子の手の温もり。

私は小さな手を力強く握っていた。