昨日の千穐楽公演、幸運なことに劇場で観てきました。
この舞台、私凄く好きでムラ・東宝併せて引かれるくらい観劇しました（笑）
観るたびに感動して、14日のマチネなんかありちゃんの「朕の心はなあ・・・」あたりからマスクの中は涙涙で
マスク交換1回目状態。
上田先生、よくぞありちゃんに後村上天皇の配役をしてくださりました。こんなありちゃんの芝居が観たかった私は上田先生に感謝。
ありがとうございました。
演出が素晴らしいのはもちろんのこと、配役も絶妙で、そして舞台変換の時の無駄のない動きと音楽がこれも絶妙で、
（私、月1歌舞伎観てる歌舞伎大好き人間なのですが）ラストのあのシーン。
某歌舞伎というか文楽の舞台をリスペクトした演出になっていて、演目にもちゃんとさくらちゃんへの思いを込めたであろう名であり
何よりも珠城さんにアテガキしたであろう配役であり、二人の深い関係がみんなにわかる演目。
素晴らしくて美しい楠木正行でありました。
宝塚史に残るであろう名作だったと思います。
ショーの方もありきたりな構成だったかもしれないけど、どのシーンも月組子さんのチームワークが出ていて一生懸命で大好きなダンス、群舞シーンと音楽のパレードでした。
退団ショーも良かった。
退団者の挨拶も良かった。
でもでも・・・・・最後の最後に見ちゃいけないもの見せられて後味悪いラストになってしまいました。
100歩？1000歩譲って珠城さんが正直者で嘘がつけない性格、裏では優しい？と思うことにしようと思ったけど、
すみれコードですが、彼女はもう30過ぎた大人ですよね？
あの空間にはさくらちゃんのご家族も親戚もファンの皆さまもいたと思います。
そしてもちろん珠城さんのファンも、月組ファンも、一般の方も、関係者もいました。
なによりもライブ配信ライブ中継で観ていたであろう、宝塚初めて見る人も。
トップはどんな人が選ばれるか本当のことは分りませんが、
やはりトップにはトップとしての器があると思うの。
いろんな番組や雑誌等で珠城さんが上からも下からも慕われていることは分りました。
でもね～
あの緞帳の前でのさくらちゃんに対する態度と言い方は
「違うでしょう！」と言いたい。
仮にも2年以上組を引っ張っていった相方に言う台詞と態度じゃないですよ。
さくらちゃんは自分でも言ってるように不思議ちゃんで言葉足らずな面があるかもしれません。
でもね、あの綺麗なスタイルを維持したり素晴らしい歌声を響かせてくれたりして見えないところでものすごく努力しているんだなと思うわけですよ。
健気に「珠城さん、大好きです」っていってるのにあの態度はなに？
その前の「皆さんの温かさに恥じない人生をこれからも歩んでいってくださいね」って何様ですか？貴方。
って思いましたよ。
労いの言葉も発せなくて悲しくなっちゃったわ。
若くしてトップになってものすごく大変だったと思います。
私はたまさくコンビが大好きで、二人のデュエットダンスはそれこそ何度観てもため息出るくらいうっとりして美しいと思います。
今回のお芝居も素晴らしかった。
最後の最後にこんな惨めな思いさせないでくださいよ。
珠城さん、これから新しい人生を歩みますよね。
これからどんな困難が待ち受けているか分りません。
周りのみんなに助けられて案外順調満帆かもしれません。
皆に感謝することを忘れずに謙虚に過ごしてください。豊かな人生であることを願っています。
さくらちゃん、貴方は立派でしたよ。
これからも応援しますね。
退団者の皆さまの人生がこれからも健やかで幸せでありますように。
そして、
これからも宝塚を月組公演を見続けると思います。