いい人でも状況しだいでは悪いことをする。
昔見たドラマで「○○はそんなことして、辛くない子じゃないよ」
そんな感じの台詞があった。
「どうしてそんなことしたの!」じゃなくて、
「それをして平気な子じゃないよ」は中々グッとくる語り掛けだった。
 
 
ときと場合によっては悪いこともする。
でも平気なはずない。その通りなのだ。
 
 
 
わたしは時々考える。
例えば何か悪い噂がたったとき、
人はどう言うんだろうかと。
そういうとき庇われる気がしない。
 
そしていつも庇われる人というのはいる。
何がちがうのだろう。
「あのひとはしょうがないよね」と許される人と、
「ちゃんとしなさい」と要求される人は。
 
身近に人畜無害な人がいるので観察してみる。
 
 
 
穏やかでかわいい人。好かれる人。
「嫌われたことなんてないんでしょ?」と聞いてみたら、
「鈍感でわからないだけかもしれない」と返ってきた。
 
 
あれだ。
人畜無害な人と自分の違いは・・・
丸腰か、武器をしこんでいるか、だ。
 
 
 
わたしはアサシンのように、
あちこち武器をかくしているに違いない。
ポケットに毒。
ふところに刀。
 
 
人はきっとニコニコしていてほしいんだろうなぁと、
そんな需要をかぎとりながら、
針を隠せない。
 
 
わたしの世界は安心安全。
そういう世界観でないから敵をつくっちゃうんだろうな。
それでも・・・何かあったら刃を出そうと思っている。
やわらかくて素敵な何かが危険にさらされたら、
守ってあげるんだ。