健康診断の問診票を書こうとして、

いざ用紙を見ると

 

「えんぴつで濃く書いてください」だと!?

 

 

えんぴつを最後に使ったのっていつだろうか。

ボールペンやサインペンはいつも手元にある。

カレンダーや手帳に書き込む用である。

 

 

でもえんぴつって、最近つかう?

というか去年も健康診断あったはずだけど、

何で書いたろうか・・・

 

 

色鉛筆・・・

 

 

そう、去年は色鉛筆をまだ持っていたはずだ。

それも引っ越しのとき捨ててしまった。

 

 

こうなったら眉を書くペンシルか、

「アレ」しかない。

 

 

 

わたしはお道具箱にしている鳩サブレーの黄色い缶を開けた。

ところでお道具箱というと、

黄色だよねと思うのはわたしだけだろうか。

 

 

 

救世主はそこにいた。

シャーペンの芯だ。

 

 

シャーペンなんて使わなくなって久しい。

 

 

このケースはたぶん小学生のときに買ったもので、

新しい芯を買っては補充するというスタイルで、

長年愛用していたものだ。

 

わたしの文房具愛は「はじめ」にこだわるらしく、

 

最初のはさみ、

最初のホッチキスも健在である。

ただし最初のシャーペンはない。

 

 

わたしは細いシャーペンの芯を二本つまんで、

問診票に書き込んでいった。

 

 

 

いがいと折れない。

 

 

 

健康には自信があるので、

だいたい該当する項目はない。

 

 

なになに・・・

「20歳のときの体重から10キロ以上増加した」???

 

 

ぐぐぐ・・・

 

 

 

 

 

 

セーフ!!

 

 

 

 

 

 

なんだかあわただしい朝であった・・・