これは、わたしの好きなある方が載せていた写真。
いったいどこで撮ったものなんだろう、って思った。
わたしが思い出すのは、
終電はもうあきらめて、
東京に一泊しようと決めた夜だった。
仕事帰りに特急に乗って国分寺に行くなんて、
今までの自分ではありえないことだった。
さらに終電を逃すのもありえないことだ。
彼女の予約していたホテルに、
わたしも宿を取ることになって新宿からタクシーに乗った。
いつもなら夢の中の時間、
わたしは酒も飲んでおらず韃靼そば茶だったのに、
酔っぱらいのようにフワフワしていた。
でも友人はしっかりタクシーのおじさんと世話話をしていた。
あの夜のことは本当に印象深く、
今もよく思い出す。
「始発まで仮眠するため」滞在した宿。
(もったいなかったーーー。もっと堪能したかったーーー)
あんな非日常なことってない。
わたしが思い出したのは、非日常の一コマだったが、ふと思うのだ。
この風景はもしかしたら、
誰かの帰り道かもしれないと・・・
そう思うと、
すっと風が吹く。
こんな都会をパンプス鳴らして歩く。
そんな帰り道があるんだと。
どんなことを思いながら、
どんな感覚で、
ソラを見上げるのだろうと。
そんなことを思う。
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