さっきとある方のユーチューブライブを見ていたら、
アフリカでトランクを紛失したときの体験談を話していました。
まったく困らなかった!
逆にラッキーなことがあった!
ホテルに洗濯機があったから、
服一組でいけたよ。
なーーーーんて具合にネタを披露していた。
彼女のタフさには呆れ・・・いやいや、
鱗どころか目玉ボーンって感じですよ。ほんと。
あのとき日本にいた自分は、
定期的に届くことになっていた彼女から旅の便りが届かなくなって、
(なにかあったのかな)
(テロとか誘拐とか・・・)
(治安の悪さは聞いていたし)と、
ハラハラしたものだった。
まぁ一方で、
楽しかったー!とケロッとして帰ってくるビジョンも見えていたんだけどね。
(ジンバブエ・・・ここから連絡がとぎれた)
帰国日は聞いていたし、
もし行けたら成田に迎えに行くよ!ってな感じで、
ザックリとは約束してあったのだけど、
音信不通になったことでわたしは迷った。
なんとなく
「今飛行機乗ったよー!」
「オッケー!」なんてやり取りを想像していたのに、
彼女がほんとに特定の便で帰ってくるかわからなくなったので、
片道三時間かけて(お金もかけて)
迎えに行っても徒労じゃ・・・?
という考えが頭をかすめるどころか、
馬車馬のようににぎやかに通りすぎた。
これはカバ。
その日は仕事のシフトを変わってもらったのに。
ただ休んだ人になっちゃうやんけ!
わたしは成田にエア出迎えに行くことに決めた。
たぶんあなたはこない・・・
それでも、
そこで会えたら
最高にドラマじゃない?
そのビジョンの誘惑にはどーーーーーしても、
勝てなかったんだよね。
結果ドラマチック再会は実現できず、
彼女は関西空港に降り立っていたんだけど
(トランクなし。小さなカバンひとつ持って)
彼女は一人で二週間治安の悪い国に行って、
その国の人々と出会い、体験を持ち帰った。
「みちえちゃんもハラハラして待ってたよねー」
なんてことも思い出の一部だ。
そして
わたしは自分の小さな旅を思い出す。
出会えなかったけど、でかけたことを、
なんだかいい夢でも見たように思い出すんだ。