小さい頃肺炎で入院したことがある。
喘息持ちだったので体は弱かったのだが、
肺炎になったのは自業自得というか
家を抜け出して学校に遊びに行ったのが原因かもしれない。
そう、わたしはお母さんが出かけたスキにベッドを抜け出して、
放課後の学校に遊びに行ってしまったのだ。
今思うと「お母さんごめん」と思う。
でも「やっちゃいけないこと」はある意味魅力的だ。
わたしはその誘惑に負けてしまったんだな。
「一人でおとなしく寝ていられる」と約束しながら、
退屈さに負けて脱走した。
学校は家から1分もしないほど近かった。
よく覚えていないけど、誰かに会ったので「仮病だったの?」とやたら聞かれた覚えがある。
「ちがうよ。ほんとに具合悪いよ」←説得力がない
学校に行ったことは先生にバレて、
家に電話がかかってきた。
お母さんにもバレてしまった。
それから入院である。
(仮病じゃない証明にはなったな)
それから一週間くらいの入院生活は、
ご飯がおいしくないとか、点滴がやだとかいろいろあったけど、
病院内でクリスマス会をして楽しかったという思い出がある。
タオルでつくったうさぎをもらったよ。
子供の自分にとっては、
母が付き添ってくれる入院生活は悪くなかった。
魔が差してしまってごめんなさい。