社交的とは言い難いわたしは、
友達100人つくるよりも、
本を100冊読むほうがだいじと思っていて、
20代のとき、
せっせと本を読んでいました。
(ちょっともったいなかったかも?)
今もやっぱり、
不特定多数の人が集まる場所は得意でなく
先日も「しらないひと、にがて」と
まるで子供のような発言をして「いくつよ!」と笑わたくらい
一応ブログを設置してからは、
「しらない人としりあえる窓口」がひとつ増えて感じがしています。
この本が一番例にあげやすいのだけど、
知らないから憎んだり、
知らないから苦手と思ったり、
知らないから「自分には関係ない」と思っているものごとってあると思う。
逆に言うと、
たとえ敵同士でも
知れば親友になれちゃうかもしれないってこと。
「僕たちは国境の森で出会った」の舞台はイスラエル。
ひょんなことから、普段触れ合うことのない他民族の二人が出会って、
助け合いながら、数日間共存する。
でもその日々は終わり、別れのときがくる。
少年の心に変化があらわれる。
ふたつの民族はうまくやっていけないかな?
少なくとも自分はそうしたい・・・そう思ったときに、
「自分が将来兵役につくこと」が定められていることに気づく。
そのシーンがとても印象的だった。
しらないですませていることが、
誰にでもある。
それは今までの自分をひっくり返したり、破壊するかもしれない。
その向こう側には
どんな自分がいるのだろう。