大雨予報に、次男の高校は昨日のうちに

あっさり休校。決断の早さ見習いたい。

雨に濡れるアガパンサス。
カサブランカはまだ蕾です。

梅雨入り前に、

寝室の壁を拭こうと思い立ち、

買ってよかったマグネット式の

クイックルワイパーに

専用のウェットシートを装着。


そんなに汚れなかったら床でも拭こう、

なんて思っていたら、


自粛したいけど、
晒していこう。

こんなに汚れていました〜グラサン
きちゃないのに嬉しい。

お休みの次男に「見て見て〜。」
と見てもらう。
〇〇ちゃんもやったほうがいいよ〜。
明らかに昼寝中だったのに、
そだね〜とやってくれる次男。
はい、可愛い(・∀・)♡
そして同じ位汚れてて、
おお〜キラキラと盛り上がる。
母に付き合ってくれる次男のおかげで、
本日も自宅平和活動無事終了。


大雨を見ながら、
実家の前の田んぼを思い出し、
今頃はまさに田植えの季節。
あの景色と匂いを思いっきり吸い込みたい!
と思うのです。

カエルがうるさくて寝られない!
とたまに帰省する伯母が言って、
ここで育ったのにそんなこと言って、
と親戚で笑ったこととか。

水張りされた稲田が美しいことを
知っているのに、
田舎育ちを恥ずかしいって
思っていたこととか。

父は潜らなくなっても鮎の鑑札を
毎年買って、母に無駄遣いと言われて
父が腹かいていたこととか、
鮎が食べたいなぁとか。
塩焼きも美味しいけど、 
お腹に味噌を入れる味噌焼きが 
好きだったよね、お父さん。

岐阜では鮎づくしのお料理のことを
ヤナと言うことを教えてもらって、
それもぜひ食べてみたいです。

父が亡くなったから、
父が掘った筍も
送ってもらえることはなくなって、
コサンダケと言ってた
味噌汁に入れたら最高の柔らかい筍も
食べられなくなってしまいました。

田舎の不文律、
みんなそれぞれの縄張り(笑)があって、
コサンダケや蕨の採れる「俺の縄張り」を
みんな家族にも教えないのだけど、
亡くなる前に叔父に教えたみたいで、
春に帰ったときに、
父の縄張りの(笑)蕨を
食べることができました。

教えてもらってない母が、
「ヨツオさん、教えてよ。」
と言ったら
「うんにゃ、ゆっかせん!」
とニヤリと笑った叔父は父にそっくりで、
母も笑って叔父も叔母も私も笑う。

思い返せば、父が闘病し始めた頃から
筍は届かなくなっていたのだけど、
もう本当に届かないのだと
雨を見て、田んぼを思って、
それからゆっくり気づくこともあるのですね。
 
あることが当たり前だったものが、
いきなり消えることもあるけど、
じわじわと半分透明になったり、
見えたり隠れたりして消えていき、
それがどれほど豊かだったのかと
後から思い知るのですね。

消えてしまうものを
忘れないうちに
書いておきたくなりました。


日本っていいなぁって思える
この本を読んだからかもしれません。
「舟を編む」以来、
三浦しおんさんの本を読んでいます。