四川きゅうりが3本で150円。

こないだまで一本100えんだったのに、

お天気の影響ですね。


ありがたく、たくさん買って、

新鮮でパキパキの食感だから、

豚みそをつけて食べると決めて、

作ろうとしたらあまりに久しぶりで

ばあちゃん(母)に電話をする。


レシピ。

なんね、豚みそね。めやしもんよ。はい言うよー。肉と人参とごぼうと干し椎茸と…え?なんね、そんなの入ってなかったって鉄火味噌には入れるがね。なんね、鉄火味噌じゃなかとね。はらぁ豚みそね、はらも言うたって、そげん言うたって、といなもんの話はだいたいで聞かんね。

味付けね、味付けは全部そしこばっかいよ。そしこばっかいがよしゅごわんど。てげてげでん、おいしゅでくぃがお姉ちゃん。よかよかてげてげで。



完成

肉多め。玉ねぎ大きめ。青じそはあっただけ。



田舎あるある両親に断られ、

帰省ができないのに、

鮎を食べたり、

豚みそを食べたりしてるものだから、

母のことを思い出します。


手ぬぐいでほっかむりをして、

一日中草をとって、

誰にも誉められんけどねーお姉ちゃん。

お母さんは草取りが好きだがよ。


素朴で控えめで、

ほっかむり姿が美しい。

美化しているのは、反発しつつも

そうありたいと思っているからですね。

普通に暮らして、普通の尊さを知っている。



自分自分に向きすぎたベクトルの向きを

変えたくなったら、普通に暮らす。


豚みそ作って美味しかったってだけ。

それが必要十分を満たしています。



夏の終わりのスパイスカレー。


「すいません。なんか作ってたら

 量多くなっちゃって!」


と大きな店長さんが。


人の営みって愛おしい✨



ほっかむりして、豚みそを作って、

「なんか作ってたら量多くなっちゃって。」

って持って行きたいアノヒトが浮かんで、


空に浮かんだ満月を

取ってくれろと泣く子はいないけど、

豚みそおにぎりを喜んで、

ばあちゃんの豚みそを

また作ってくれろという子がいるのなら、


そうしましょう、と単純に。





live the life🌕