予約された本の準備ができましたと

図書館からメールが来ても、

なぜこの本を予約したのか

忘れていることがあります。



なんでだっけ。

読んでいったら、

「私には空間を愛でる習慣がある。」

「空間には希望が入ってくる。」

とそのものズバリの言葉があって、

断捨離という言葉は一切出てこないのに、

核心をつく言葉の数々に

あっという間に読み終えました。


今は

「一人でぽつんと生きればいい」曽野綾子著

を読んでいます。


ご主人の三浦朱門さん亡き後、

寂しさを埋めようとしたわけではないが、

今は2匹の猫と住まわれているそうで、

その暮らしに親近感を持っています。


その中で、

昔はもっと犬や猫を飼うのに

おおらかであったと、

無知ともいうかもしれないが、

それでよかった時代が懐かしい

というような記述があって、

共感しました。


曽野綾子さんは

歯磨きをしてくださいと言われ、

心底驚いたそうです。

 

私も先代猫ミーの時は、

猫に害のある観葉植物があるなんて、

全く意識していませんでした。


ウンベラータを猫と一緒に大きく育てました。

その枝ぶりはお気に入りで、

どちらも大切にして、

ミーはかじるそぶりを見せることなく、

20才近くまで生きました。


ウンベラータが猫にとって有害だと知ったのは、

コロンを迎えた時です。

保護猫団体の方が、

この植物があるうちには譲渡できない

とおっしゃり、

そのウンベラータは、友人宅へお嫁に行きました。


それから、リビングから観葉植物が消えました。

これ素敵と思ってもその場で検索→諦める

の繰り返し。

猫に有害な植物のなんと多いことよ。

知ったからには守るけれど、

なんともキュウクツだなぁというのが、

正直な心でした。


大切なものを

同時に大切にできない不自由。


ごくごく限られた観葉植物から、

ひとつだけ選ぼうと思って

決めていたのがエバーフレッシュです。


大きすぎず、

小さすぎず、

立ち姿がキリッとしていて

これから大きく育てたい苗に

今日やっと出会いました。


コロンを迎えて1年9カ月、

ミーを見送って2年以上経ったのだと

思い出す時はいつも切ない。


縦に伸びていきそうでうれしい。

幹の曲がりも好み。

夕方なので葉を閉じています。



大切にしたい気持ちは同じなのに、

情報が多くて不自由になる。

どの時代にも猫はいたのに、

マスク警察ならぬ植物警察、

なんだか滑稽です。


時間をかけて、リビングに連れてきた

エバーフレッシュをコロンと一緒に

のびのび大きく育てます。




レスキューされた子だけど、

「温室育ちのお姫様ニャの。」





猫しっぽhappy new life猫あたまラブラブ