ヤサグレ主婦という言葉で
ご自身を表現されたのは、
断捨離トップトレーナーの
檀葉子さんです。

講演会でその言葉を聞いた時、
「こんな圧倒的なオーラの人も?」の驚きの後、
シンパシーがあふれました。


団塊世代の親に
「勉強しろしろ。いい大学に入れ。」
と言われ続けて育ったので、

鬱々とした
ヤサグレ娘であり

結婚したら
ヤサグレ妻で

同居したら
ヤサグレ嫁で

子どもが生まれたら
ヤサグレママ

でした。

ヤサグレ歴は半世紀近く。
せめて美しい紫陽花をお楽しみください。


友達なんて片手で足りるほどで
十分って思ってるし、

寄らば斬る!
の雰囲気を醸し出してたと
言われたこともあります。

オーコワ。

東京で子育てしていて
驚いたのは、

子どものために
栗原はるみさんと一緒に
田植えができるイベントに
申し込んだんだけど激戦で、
去年はハズレたけど
今年はやっと当たったの!
という話を身近で聞いたことです。

エ?タウエヲ モウシコンダ?
タウエノ チュウセンガ ゲキセン?


子どもの頃から実家の田畑の手伝いを
してきました。
(好きな農作業は田植えより稲刈りです!)

でもその時の私は、
田植えなんかしたことない感じを通しました。
田舎者ってバレたくなかったのだと思います。
バレてたんでしょうけど。

何が言いたいかというと、
断捨離してたら
田舎者とか同居の黒歴史とか
そんなことどうでもよくなって

田んぼに風がビューッと吹いた時の
青い風を思いきり吸い込んだにおいとか、

ちょうど今頃、田植えが終わって
稲が青みを帯びて大きくなってたなびく様子とか

妹が小さい弟を自転車の前カゴに乗せて
水を張った田んぼにそのまま
自転車ごと落ちて泥だらけになったこととか。
(集まっては出る昔話に毎回大笑い。

その田んぼの持ち主に謝りに行ったこととか。

バスは午前と午後に1本ずつだとか。

断捨離を続けていると、
家が整ってスッキリして、
リセットも簡単になります。

でも私がしたいことは、
断捨離がんばって写真を撮って
ビフォーアフターの報告ではなくて、
素敵暮らしでもなくて、

そんな隠したかったことのおかげで
そういうもので私は作られていると

実感しまくって
地に足つけまくって

断捨離の世界に繋がって
知ったこと学んだことを
生活に落としこむ作業を
農作業のように
カッコ悪くても泥くさくても
やっていきたい。

圧倒的なパワーと美しさを放つ人でさえ、
白鳥が水の下では足を掻いているように
研鑽を積んでいる。

私は白鳥にはなれないけど、
アイガモ農法のアイガモは
見て知っています。

アイガモは田んぼの草を食べて
稲を守り際立たせて
無農薬の美味しいお米を
作ってくれます。

「呼べばすぐ来てかわいいぞ。
   お前たちよりずっと素直だぞ!」
とニヤリと笑った
若い父の顔を思い出して、

素直なアイガモになって、
余計な草は食べながら、
泥くさく生きようと
決めました。
 
絵本から始まる断捨離講座の課題は
「モノの声を聞く」

モノと向き合ったら
私の声が聞こえてきました。

今回選んだ本が
『どろんここぶた』
だったことに驚きます。

このこぶたは
自分の要・適・快を知っていて
家族に世界一のこぶたと
愛されています。

アイガモもいいけど
こぶたもいいな。


田植え期の田舎は
美しくて、
でも
今頃はカエルの声で
きっと眠れません🐸



happy new life👋