それは何気ない時に知った。
「雅紀は今までどんなクリスマス過ごしてきた
の?」
これは今年は2人で過ごしたいが為の参考まで
に聞いたら。
「クリスマスはイブが僕の誕生日だからこれとい
って何にもしないの」
「えっ!?イブが誕生日なのか?そんな大事な事
早く言えよ」
「そんな事言って僕もしょーちゃんの誕生日知らな
いよ」
あぁそうか。
急激に距離が縮んで一気に今の関係になったから
そういう今更な感じの情報はお互い話して無かっ
たっけ。
「俺は1月25日生まれ」
「じゃあ僕の誕生日の約1ヶ月後なんだ」
「でも24日ならもうそんなに時間無いな。実はクリ
スマスだからって考えていた計画があるんだけど
とりあえずそこで祝うよ」
「えっ?本当に?嬉しいなぁ。敢えて計画内容は
聞かないで楽しみにしておくね」
嬉しそうにそういう雅紀に何かプレゼントも用意
しなきゃな…何て考えて色々忙しいなぁと思って
いた11月末。
その前に忘年会で一悶着があるなんて誰が予想
していただろう。