トイレに行った時スマホを見たら雅紀から
しょーちゃんのお誘い喜んで!と返信があり
思わず頬が緩んだ。


定時は無理でも少しでも早くとうぉぉぉとパソ
コンに向かいこの調子ならほぼ定時に上がれそ
うだと思った時だった。


「櫻井…悪いんだがこの資料仕上げておいてくれ
ないか?」
「えっ……」
「何だ。何か予定でもあったか?だったら…」


そう言う松本さんの顔色が悪い気がする。


「松本さん体調悪いんですか?」
「ただの風邪だろう。じゃあこれは俺が…」
「やりますよ!松本さんは早く帰ってゆっくりし
て下さい」
「悪いな。この埋め合わせはまた今度でも…」


そんなのいいですから早く帰って下さいと言う
とありがとうと言って後は頼むなと言って帰って
行った。


資料を見る限りどんなに急いでも1時間はかかり
そうだ。

急いで雅紀にラインした。


『雅紀ごめん!急な残業で少なくとも1時間はか
かりそうだから別の日にしよう』

そう送ると既読にはなったものの返信が無い。
まさか怒ってるのか?いやいや雅紀はそんな
事で怒る奴じゃないし。


そんな事思いながら気付けば部署には俺、1人
でキーボードを打つ音が妙に響く。

その時唐突にしょーちゃん♡と後ろから抱きつか
れうわぁぁぁと思わず声を上げた。

「そんなに驚かなくても」

頬っぺを膨らませ拗ねる雅紀に、いや。雅紀さ
足音とか一切させないからと言うと。


「気配を消すの得意なの」
「どんな特技だよ」


とにかくしょーちゃんは気にせずお仕事してね。
あっ、コーヒー淹れてこようか?と言うのでお願
いと言いまた集中していたのだが隣に雅紀が居る
のに本当に気配を感じない。


予想通り1時間ほどで仕上がり終わったぁぁと
伸びをするとしょーちゃんが真剣にお仕事し
てるとこ見るの初めてだけど見惚れちゃった。
と言う雅紀に思わずキスをしてしまい。


誰かに見られたら大変だよと言われたけど
雅紀となら何を言われようと構わないと思った。


✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。

今日は息子の誕生日なんですが。
そんな日までも腐ったお話書いてる母を許せ。

それと実は前回の採血結果でずっと正常値だった
白血球が突然半分ぐらいに減っていて。
白血球がこのまま減っていくと最悪抗がん剤が
出来ないという=治療終了となるので本当に
不安でしたが正常値の下の方ですが回復して
ましたε-(´∀`;)ホッ