俺が手の甲の傷をジッと見たからかそれを誤魔化
すようにアイス食べない?と冷蔵庫に行った。

「朝からアイス食べんの?」
「あっ、ごめん。しょーちゃんはお腹空いてるよ
ね」
「腹も空いてはいるが……雅紀を食べたい」


そう言うと一瞬驚いた顔したがくふふと笑い。
こっちのしょーちゃんも元気だもんねと俺の
下半身を撫でた。


「どうせ汗かくし風呂場行こう」


キスをしていても胸の尖りを舌で舐めても…
何でかいつもより声が…エロい。

その声に俺はますます興奮し何度も何度も雅紀
の蕾に欲を吐き出した。


「しょーちゃんハード過ぎだよ」
「雅紀がいつも以上にエロい声出すから」
「えぇー僕のせい?」

つーか。ちょっと安心したと言うと何か不安な
事あったの?と聞くから。

「何かさ……昨日はこのまま雅紀に永遠に会えない
んじゃないかって。自分でも何で?と聞かれたら
分からないけど…とにかく不安でさ」
「んーと。もしね。ずっとこの先しょーちゃんと別
れがきたとしてもまた必ず会えるよ」


いや、その漫画みたいな話何てないだろと言うと
確かにそうだけど…僕は何度生まれ変わっても
しょーちゃんに会えると信じてるよと笑う。


仮に生まれ変わってまた出会えたとしても俺らの
記憶は無いんだからそれは会えたって思えるのか
とは思うけど。


俺も何度でも雅紀と出会いたいよ。



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今日で抗がん剤が終了して1番嬉しいのが
湯船につかれる。

シャワーにしても頭と下半身しか洗えないので
めちゃくちゃ寒いんですよ。