玄関までと思ったが何でかいつにも増して雅紀
と別れるのが辛くて駅まで送ると言った。
「雅紀……。明日は家に来れる?」
「どうしたの?」
「何か……良く分からないけど不安何だよ」
「明日は今はちょっと分からないけど、大丈夫。
僕はしょーちゃんと離れたりしないよ」
その言葉にどれほど安堵したか。
「しょーちゃん。今度は何処か遠出しない?」
「遠出?」
「うん。何なら泊まり掛けで……どうかな?」
「おっ。いいじゃん。じゃあ何処か目ぼしいとこ
探しとくわ」
お願いねと言って俺の腰に回した手を強くした。
「雅紀、頑張れよ」
「くふふ。うん、頑張る」
そう言って見送ったのだが雅紀の頑張るの意味は
俺が頭の片隅にも無い事だった。
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今日は抗がん剤のボトル交換の為病院に行った
んですが予約票貰った時から早すぎないか?と
思ったんです。(抗がん剤が完全に無くならない
と交換出来ない)
でも、土曜日は先生外来の日じゃないから何か
予定があるのかなぁと思って何も言わず診察後
ケモ室行ってボトル見せたら看護師さんがこれは
後、2~3時間かかるわぁって事で。
コンビニでお昼ご飯を買い飽きまくるほど
ゲームしました。
そんな事になるとは思って無かったのでココちゃ
んに今日は早く帰って来るからねと言ってたのを
ちゃんと理解していたようで帰った途端鳴きなが
らずっと私の後をついて回ってそれが可愛い♡