読書も(食も) THE 雑食
『流浪の月』の著者、凪良ゆうさん。
PHPの2023年8月号で初めて知って図書館で予約。PHPは定期購読している関係で早々に手元に届くので7月上旬には予約。
(PHPの中のインタビューや特集で登場した作家や著名人の本が気になったら1つのご縁だと思い…図書館で借りています。だいたいは話題の方々なので予約して気長に待ちます)
今回は『流浪の月』←昨年7月に予約してやっと…同時に予約した『汝、星のごとく』は所蔵7冊で現在245番目どんだけー
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小説自体が久々。
ここ何年間、偏ったジャンルの本しか読めてなかったので久々の文学。
最初は読み慣れず。
文学が久々の世界すぎて、人とか時系列がよくわからずけどそれは、文学の主流や流行りがどうこうではなく、この作品や作者独自のものなのかな(?)
ここ数年は子育てや教養的な本、エッセイなどしか読んでこなかったので、ほんと久々。
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例えば…
※即席のオリジナル文です
「わかったから。そこまで言っちゃうと、言いすぎってやつ」と、意志を持った人さし指で空に向かって大きな×をつくる。まるで善と悪の2本の指だ。
そんな葵の姿が柳田の背中越しに見えた気がした。
そこまで言わなくても良かった。
その答えは、彼の眉間に深く刻まれた。まっすぐ落とされる2本の縦筋。思えば、私の言葉はいつもこの2本に委ねられていて、「ハの字にならないかな」と呑気なことを心の中で思っていたものだ。
今回の本に限らず、文学を読むと
え、◯◯って誰(?)
△△(という表現)てことは、悲しいってこと(?)
みたいな、よくわからんなーとなること多々←アスぺ的な特性を自覚しております←学生時代の国語は、まず興味も無いのに強制的に長文を読むことや何も内容が入ってこないのに要約や記述することが苦痛でどの教科よりも成績は下でした
久々の小説に、最初はよくわからなくて。
特にわたしは思い描いて読み進めるタイプなので
小説って、3文字くらいで終われそうなことを延々と書いてるイメージある。←そこに文学があるんやで
『流浪の月』は数日で読み終えました。面白くて。
やっぱり文学最高♡ 次に順番を待ってる人にもぜひ読んでもらいたくて、読み終わったら速攻返却しました。予約者がいない本は、返却日過ぎることもあります
教育格差の本も図書館で。
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わたしの子ども時代、母親が足繁く図書館へ連れて行ってくれたおかげでそれが土台となって大人になった今も読書はけっこう好き←読書は好きだけど国語の成績の向上には全くつながらなかった界の人残念
残念側の人、理解力も劣っているので、読みづらいなー、すらすら読めるなー、面白いなー、美しい日本語だなーみたいなのも自分の中にあります。読み進める上での相性みたいなもの。
穏やかな文体の中に芯の強さ、日本語の美しさ、狂気が感じられるような文学が好きで、三島由紀夫の『金閣寺』を読んで、何やこの日本語はと。『潮騒』もよく、『鏡子の家』も好きでした。
対して、伏線だとか、大どんでん返し(?)、現在と過去が混雑していたり、複雑な人間関係、ハラハラするような小説はワーキングメモリー的にしんどいです
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今日図書館で借りた本。
ジャンル偏ってるよねー 一時的なものです。
多分テレビとか画面はそこから得られる情報量が多すぎるから本が好きなのだと思う。
本の、「余白」もけっこう重要というか。
このデジタル時代に敢えて本を読む人って多分、何もない余白だとかあとは紙の質感や、ページをめくる所作がその人にとっての栄養素なのだと思う。そして必須。
今後もきっと、PHPと、流し読み系の本、そして小説、以上の3冊で豊かに息抜きしていこうと思う。図書館利用でお金がかかってないのも最高