皆さん、おばんです。



鎌田さんを玄関まで引きずってきたナイキは、ドアを開け、鎌田さんを外へ押し出そうとします。


ナイキ「ホラホラ、はよ出て行きや」


鎌田「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!わたしが何でこんな風に追い出されなくちゃならないのよ!あんた達に言われた通り、ジョンのカレーを持って来てあげたじゃない!」


ナイキ「わしらが頼んだ覚えはないキ。それに、わしはオカマが嫌いやキ」


ソレを聞いて、鎌田さんはナイキをキッと睨みました。


鎌田「いいわよ。自分で出て行くわよ!」


鎌田さんはナイキの手を払いのけ、立ち上がりました。


鎌田「オカマをバカにしたらエライ目に遭うわよ。そうだ。アンタに良いこと教えてあげるわ」


ナイキ「何じゃ」


鎌田「世界の三大発明って知ってる?」


ナイキ「三大発明?何じゃそりゃ」


鎌田さんはギュっと握りしめた右手を突き出して、指を一本ずつ立てながら言いました。


鎌田「オカマ・・オナベ・・あとひとつは・・・」


ナイキ「・・・」


鎌田さんはわたしを見つめニヤリとしました。


鎌田「金魚よ」


ナイキ「金魚?オカマとオナベと金魚が世界の三大発明ちゅうがか?アホらしい」


鎌田「アホ?アホはどっちだか。あんたらソノうち恥かくわよ。自分たちがしていることの愚かさに気付いたときにはもう手遅れよ。何もかも」


そうして、自ら外へ出ようとした鎌田さんは「えっ!何コレ!」と驚きの声を上げました。


ナイキ「はよ行きや」


ナイキは、慌てて家の中に戻ろうとする鎌田さんを外へ蹴り出しました。


鎌田「ひとでなしー!!」


ドボン! 


カマタ飛び込む水の音・・・ですが、わたしはさすがに怒りました。


わたし「何すんだよ!俺のシリアイに!」


わたしは両肩の痛みをこらえて『ロボコン』みたいに両腕をグルングルン振り回しナイキに殴りかかりました。当然、そのヘボい攻撃は難なくナイキにかわされました。それでもわたしは諦めずナイキに向かって行きました。



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