皆さん、おばんです。



ナイキ「・・・おんし、何をしたがじゃ?」


わたし「俺?何で俺なの?今のはどう見ても俺じゃないでしょ!」


ナイキ「アディダスを気絶させたのと同じワザを使ったがか?」


わたし「だーかーらー、俺は何もしてないって!」


ナイキ「まさか、とは思ったが、こんなに早く伝説のスパイに会えるとは思わなかったぜよ」


何言ってんだコイツ。何か激しく勘違いしているんじゃないか?

ていうか、ホントに、なんでこうなるんだ?JPとアディダスは何であんなふうになっちゃったんだ?さっきの音と光は何?・・・アレ?そういえば、俺、ラムちゃんばりの電撃をレラに食らった覚えがあるような無いような。しかし、そんな金魚がいるか?いや、電気ウナギがいるのなら、いてもおかしくはないぞ。電気じゃなく電撃だけど。


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そうか!だから、レラを食べた鎌田さんも「バビール!」とか叫んで電撃を食らわす『バビル2世』ならぬ『ミノル2世』になったのか?鎌田さんが「ミノール!」とか叫んでJPに電撃を食らわしたのか?

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いやいや、それは無いな。そうだ。俺はやっぱり夢を見てるんだ。悪い夢を。夢から覚めなきゃならん。一刻も早く。でなきゃ、マジ死ぬ。





ナイキ「おい、金魚のオンシ、ケガは無いがか?」


鎌田さんは何故かブルブル震え、それに連動して首を小刻みに振りました。




ナイキ「そりゃ良かった。じゃあ、出てってくれちや。のう?」





鎌田さんは返事をせず、いや、それが出来ないほど、目の前で立て続けに外人の男が突然倒れたことに動揺しているらしかったのです。


ナイキ「悪いのう。恨んだらイカンぜよ」



ナイキは鎌田さんの震える肩を抱き玄関へ連れて行こうとします。


鎌田「嫌・・・嫌よ!助けてミスター!」




鎌田さんはわたしの左腕にしがみつきました。

ナイキは抗う鎌田さんの腕を掴み引っ張ります。鎌田さんはわたしの左腕を引っ張ります。そして、さっき聞いたばかりのゴリっという鈍い音をまた聞きました。そうです。今度は左肩を脱臼したのです!


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