皆さん、おばんです。
JP「わたしはウソつきじゃなーい!!わたしは生まれたときから今の今までウソなどついたことなどなーい!!」
そしてJPは背中にブラ下げたワイヤーをブルンブルン振り回し始めたのです。
鎌田「こ、こ、怖いわミスター。この人、発狂してるわ。発狂してる人を久しぶりに見たわ」
JP「あの女は北朝鮮とアメリカの2重スパイじゃナーイ!ジョンに近づくなと忠告したけど断られたから逆上したんじゃナーイ!そばにあったバットで殴ってナーイ!北朝鮮のスパイ同士のイサカイに見せかけてなどいナーイ!わたしはキムヒョンファを殺してナーイ!」
鎌田「な、な、何言ってんのこの人」
怯える鎌田さんに右の二の腕を両手でガッチリ掴まれたわたしは「ゴリっ」という鈍い音を聞きました。と同時に猛烈な痛みを右肩に感じました。そうです。わたしは肩を脱臼したのです。
わたし「イタタタタタタ!痛いよ鎌田さん!」
鎌田「え?どうしたのミスター?」
わたし「外れた!肩外れた!」
わたしはわたしのブランブランする右腕を離さない鎌田さんを左手で押しのけました。鎌田さんはヨロけて、JPのブルンブルン振り回すワイヤーを避けきれず、その先っちょが左足のスネに「ペチっ」とあたりました。
鎌田「イッターい!何すんのよ!」
と金切り声を上げた鎌田さんがワイヤーを掴んだそのときです!
ビリビリバリバリ!
と音がしてワイヤーが発光するのをわたしは確かにこの目で見ました。そしてJPが全身をブルっと震わせて前のめりに倒れるのを。
それは、アディダスがブっ倒れたときと同じような光景でした。
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