皆さん、おばんです。
ナイキ「まあまあ、そうシャッチョコばったらイカンぜよ。チャっ!?もうこんな時間がか。ソロソロ皆の衆にも引き揚げてもらわなイカンのう」
オニツカ「何を言うてんねん!お前が出てけ!ココはわしらの仕事の現場じゃ!わしらの捜査権を侵害するならこの場で逮捕や!脅しやないで!」
と、オニツカ警部にドヤされたナイキはおもむろに胸ポケットから携帯を取り出し、どこかに電話しました。
ナイキ「…ああ、もしもし、ワシじゃ。いま、ウルトラトップシークレット関連の調査を邪魔されて困ってるんじゃ。おまんの部下にこの事を言うて、ココから退いてくれるようにお願いできんじゃろか?ああ、ああ、よろしゅう頼むき。チャ!」
それから、ほんの数秒後でした。オニツカ警部の携帯の着信音が鳴ったのは。
オニツカ「…オニツカや。お前誰や?…ほんまでっか?これはこれは失礼いたしました。ハイ、ハイ、承知致しました。すぐに撤退いたします。ハイ、ハイ、とんでもございません。失礼いたします~ハイ」
オニツカ警部はナイキに敬礼し「先ほどは大変失礼いたしました!お許しください。キムヒョンファ殺害事件捜査本部はコレにて解散します!」
と、声高らかに宣言しました。
オニツカ「よし、帰るで!」
とオニツカは部下を促し「兄ちゃん、邪魔したな」とわたしに声を掛けました。
わたし「何もお構いしませんで!」
そう言って、わたしはオニツカ警部を思いっきりにらみつけてやりました。
わたし「突然、人の家に土足で上がりこんで、謝るどころか、何も説明せずに帰るのかよ」
オニツカ「状況が変わったんや。スマンかったな。ほな!」
わたし「さっきの電話、誰から?」
オニツカは、わたしとすれ違いザマに「警察のアタマ」とつぶやき部屋から出て行きました。
アタマ?警察の?…警察庁長官?マジか?それなら、その長官に指示できる人って誰だ?
わたしはナイキをマジマジと見つめ、恐る恐る、先ほどの電話の相手を尋ねました。すると「アベちゃん」とナイキは即答し、まったく悪びれる様子もありません。
わたし「ヘイヘイ!アベちゃんてシンゾーアベのことかよ!総理のこと言ってんのかよ!」
ナイキ「だよ!」
わたし「ジョーダン顔だけにしろよ!ていうか、あんた誰よ?」
ナイキ「内緒だよ!」
何だコイツ。ノリが変わってきたな。まあいいや。
わたし「さて、わたしが例の事件に関与した事実が認められないことがハッキリクッキリしたのだから、もう帰ってくれたまえよ。そこの変な2人を連れてサッサとね」
ナイキ「そのつもりやき。やが、わしはおまんに、個人的に話しを聞きたいがじゃ」
わたし「わたしに?何の話?」
ナイキ「ソレは…」
と言葉を継ごうとするナイキを遮るように、鎌田ミノルが悲鳴に近い高さの声でわたしを呼びます。
鎌田「Mr. Homerun!金魚が!レラ・サンが危ない!」
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