サーカスの長いおわカレー　２

皆さん、おばんです。

ハットリくん「何だコレは！おぬしは一体何者でござるか！」

わたし「何者って、２度寝して２度もオネショしたオッサンじゃないですか！」

ハットリくん「おっさん？どこにオッサンがいるでござるか？」

わたし「えっー？あんた今まで誰と話してたのよ。誰に切りかかったのよ」

ハットリくん「声にでござる。おぬしの声に切りかかったのでござるニンニン！」

わたし「声？…まさか、わたしが今いるところって、あの暗い臭い汚いの３Ｋの水の中っすか？」

と、そこへ、金魚柄のアロハシャツがクラゲみたいにユラユラ漂い現れたじゃあーりませんか！

アロハ「弱いものイジメは止めなよう。みっともないぜぇ」

えっー？アロハが喋ってる！はっ？コレはもしや、いつかの夢で会った、ジョンのパパ略してＪＰじゃなかとですか？

ＪＰ「やあ。いつかの、金魚の彼じゃないか。久しぶりだね。こんなとこでこんなやつを相手にしてないで早くわたしの息子を見つけてくれたまえよ」

わたし「はい？いや、その前にですね、サーカスはどうしたでござるか？ニンニン。わたしとの約束をもはや忘れたとは言わせないでござるよニンニン。ジョンを守ったら、サーカスの居場所を教えてくれる約束だったはずでござるよニンニン。語尾にニンニンつけるの面倒でござるよニンニン！」

ＪＰ「覚えてるさ。覚えてるともよ。サーカスだろう？金魚だろう？よーし。いいだろう。教えてやろう。約束だからな。サーカスの…」

わたし「サーカスの？」

ＪＰ「居場所は…」

わたし「居場所は？」

ＪＰ「息子が知っている」

わたし「えっー？ジョンが？どうして？彼は今、行方不明なんですよ。それに、あのときの約束と話が違うじゃん！あんたが居場所を教えてくれるって言ったじゃん！ジョンは関係ないじゃん！」

ＪＰ「時間が経てば事情も変わるのさ。あのときとは状況が変わったのさ。あんただって、あのときのアンタと今のアンタとは違うだろう？」

わたし「その手には乗りませんよ！約束守れ！ジョンに聞いて来い！サーカスの居場所を！いますぐ！」

ＪＰ「そんなにキバって怒るなよう。金魚のフンのくせによう」

わたし「へ？いま何つった？」

MAKANALEI(マカナレイ) アロハシャツ【ゴールドフィッシュSP】AMT-037SP/P.../作者不明: ￥18,690; Amazon.co.jp

MAKANALEI(マカナレイ)長袖アロハシャツ【金魚-SPL】AMT-037SPL/PEACH/作者不明: ￥21,840; Amazon.co.jp