Circus in the Sky with Diamonds♪なんて唄いたくなる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
いやー、今年も残すところ２００日余りとなりました。焦る、焦るぜぇ。早くサーカスを見つけなきゃだぜぇ、だけど、スナメリ探偵はアテにならねぇし、カネもねぇし、ヒマもねぇしとネガっちゃいますが、しかーし、それでも明日は来るね、そうだよね、というわけで、気を取り直してサーカスを探すんだZ！
実はわたし、GWにサーカスを探しに行こうとしていた場所があって、結局、きっと混むし、おっさん一人で行くのもナンだかなーとグダグダになって行かずじまいだったのですが、満を持して本日、行くことに決定いたしました！それでは、車でブーンと行ってきマース！
ココですよココ！久し振りに来ましたよ、マツシマSEA ZOOですYO！ココ来るの何年ぶりかなー、思い出せないほど昔だけど・・・おやおや？ナンだか嫌な予感がしますねぇ、誰も居ないんだなー、おまけに門が閉められているんだなーってオレ裸の大将みたいな話し方だなーって思ったそのとき、入口の看板を見てわたしは自分の目を疑いました。
「松島水族館 は５月１０日をもって閉館しました」
その看板の前で、わたしは地面に崩れ落ちました。挫折。１０１回目の挫折。風になりたい。千の風になって、この場から一瞬のうちに消え去りたい、と願う一方、怒りがフツフツと湧いてきて、ふざけんなよ！だったら早く言えよ！ってだいぶ前から言ってるよバカ！だそうです。
やってねえなら帰るべよ、と思ったのですが、もう一人の自分が、せっかく来たのにもったいないんじゃない？と悪魔に囁かせ、足もとの１円玉を拾わずにいられない根性の自分を翻意させることに成功したとです。
そうしてわたしは、辺りに人が居ないことを確かめ、やあっ！と掛け声よろしく「１７歳の地図」みたいに門を飛び越えた、つもりでしたが案の定、足を引っ掛け落下。受身取れずに固いコンクリ舗装に全身をしたたか打ちつけたとです。骨折。１０１回目の骨折。なんてしてないけど、いい歳こいてヒザ小僧とか擦りむく奴いる？いるか。と言えば、イルカってどこにいたっけなー。たしか、２階のデカい水槽にイロワケイルカっていうシャチみたいな白黒模様の珍しいイルカさんがいたはずなんだけど居ないなー。それから、正門入って真っ直ぐ奥へ進むと、ペンギンがワンサカ居たの覚えているんだけど、これも居ないんだなー。
そのペンギンはね、ずっと前、夢の中での話だけど、わたしが乗ってたバスがバスジャックされて、どういうわけかそのバスが真っ二つになって、その間の地面から間欠泉が吹き出て、おまけにペンギンまで現れたのね。そんで、そいつの真っ赤な口の中からサーカスが出てきたっていう悪夢を見て以来、わたしにとってペンギンは恐怖の象徴みたいな存在になったのですが、それはともかく、わたしはイルカやペンギンを見に来たわけじゃないのでR。わたしがここに来た真の目的、サーカス奪還という大儀を遂行すべく、パンっと大きく手を打って、その響きわたる音を聴きながら館内を歩き回ります。そうしてちょうど観客席があるプールに来たときでした。
「パンパンうるさいね！」
明らかに人間とは思われない類の声がわたしの歩を止めたのです。
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