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中国社会が2500年前に孔子が体系化した「儒教」を引きずっている社会であることは何度も書いている。
儒教の本質は、「序列とメンツ」と言ってもよい。人間関係の価値観の根底に、人を序列化し、序列ランキングを基準に競争し、自分の位置を守り、上位に向かうことで喜びを感じるランキング価値観の社会である。
中国において何よりも大切な価値は、自分の序列である。見知らぬ人と出会うと、最初に、互いの序列を確かめ合うのが人間関係の作法だ。
その基準は、どれだけ大きな権力を持っているか? どれだけ金を持っているか? どれくらい信用があるか? どれくらい喧嘩に強いか、などだ。
もしも、相手が自分より上だと思えば、その瞬間から、対等の関係ではなくなり、相手を尊敬し、服従するのが中国式人間関係である。
・・・中国共産党の多くの幹部が、息苦しい共産党組織の陰で、自分が所属する「幇」のなかで自由な空気を吸っている。
民衆レベルでも同じで、みんなタテマエとホンネの乖離した二重社会に所属して息を抜いている。だが、日本社会にはそれはない。
中国と同じ管理システムが竹中平蔵によって日本に導入されたなら…
ブログより抜粋
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