学校に行くという当たり前が、当たり前ではなくなってからもうすぐ2ヶ月になります。
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オンライン授業が始まった学校もあり。
私は最近、色々なことに思いを巡らせています。
今までの、不登校や起立性調節障害のような病気を持っている子たちへの対応について。
大勢が学校に行けなくなると、オンライン授業が始まる。在宅で勉強する。
そういう対応は、今までにも出来なかったのでしょうか。とても疑問に思うのです。
いじめられて不登校になり、勉強ができない。欠席が増える。病気で登校できない。そんな子たちに、オンライン授業も可能なのではないでしょうか。
そして、今のオンライン授業は、出欠をとっているのでしょうか。
もし取っていなかったとしたら…
起立性調節障害を発症してすぐ、酷い倦怠感の中、体を無理やり起こし、毎日毎日遅刻してでも通学し、学校で倒れ、テストは必ず朝から受けに来い、そんな日々でした。
当時の記憶はほとんどありません。
行けなければ留年、そして退学を迫られる。
私の当時の身を削るような努力は何だったんだと、またこうしてオンライン授業などの制度が着々と進むにつれ、私たちのような生徒は少ないから後回しで良いと思われていたのではないかとしか思えなくて、とても心が苦しいです。
私の出身高校の先生方は、私のために尽力してくださったと感じています。決して見捨てず、伴走してくださいました。
しかし、このような制度がある限り、限界はありました。厳しい言葉もかけられ、それは後々言いたくなくても言わなくてはならないこと、いわゆる大人の事情だったのだと気づいた時は涙が溢れました。
不可抗力の病気が原因だとしても、欠席が多いから。遅刻が多いから。そういう理由で本来の成績をつけてもらえない。
そして留年、退学…
過去に、白血病を患った一人の生徒が、治療のため留年になったが、一年遅れで卒業した。
というような記事を読みました。
記事にされるような美談にされていることに、私は違和感を覚えました。
彼だって、出来ることなら現役で皆と同じように卒業したかったはずです。
人生で一度きりしかない高校生活。
出席日数が原因で退学になれば、卒業式さえ出られません。
高い志をもって、入学した高校なのに。
あんまりではないでしょうか。
「病気だもの、仕方ないから」で済まされてきた子たちが今まで何人いたのでしょうか。
成績は足りてるけど出席日数が足りないから「仕方ないから」留年ね、退学ね。
本当にこれで良いのでしょうか。
これを機に、前向きに進んでいけばと、願うばかりです。
こうみ
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