みなさん、こんにちは。

お久しぶりですニコニコ



随分と月日が開いてしまいました。

連日の猛暑で体が溶けてしまいそうですが、

皆さまいかがお過ごしですか。




私は現在も、変わらずアルバイトを続けています(一度お休みを頂きましたが復帰しました)。



また最近コラランという薬を始めて、体調が良い日が多くなっています。

その話は改めて。




今回は、この1年半であった出来事として大きかったことをお話したいと思います。




祖母の死です。




祖母の死は、新型コロナ感染がきっかけだったかも知れない、と言われています。



無事に一周忌を終え、また5類となった現在、少しだけ経緯をお話しておきたいと思います(リアルな内容ですので、苦手な方はここでお引き取りを)。





祖母は高齢者施設に入所していました。



「感染されました」



そう連絡が来たのは、日本でも新型コロナの感染が猛威をふるっていた頃でした。



施設内のクラスターで、感染を免れることは出来ませんでした。



祖母は80代後半。


『もしかしたら、もう会えないかも知れない…』



そんな嫌な予感が、私の中を駆け巡りました。




「熱はないんですが…」


「今朝からSpO2がとても下がっています」


「入院できる病院がありません…」




1日1日が過ぎる度に、そんな電話がありました。

会いに行きたくても、会えません。




「陰性になりました」




1〜2週間が過ぎてやっとその連絡が来て、ホッとしたことを記憶しています。




しかし。




1ヶ月が過ぎた頃、早朝から突然の電話がありました。




それは、いわゆる危篤の知らせでした。




それでも、施設内の感染状況から

会いに行くことは叶いませんでした。






そして、その日の夜に、亡くなったことを知らされました。



感染後から食べられなくなっていた、あとでそう聞かされました。











おばあちゃん。

私にとって、たった1人のおばあちゃん。



優しくて、面白くて、

施設に入る前は

家に行き一緒に年越しをしました。



おばあちゃん家に行くと必ずあるオレンジジュース。甘くて美味しかったな。



年越しに食べる、おばあちゃん手作りの年越し蕎麦。忘れられない。



施設に入ってから、生活必需品を届けに行くと

とびきりの笑顔で迎えてくれて、


「会う度に美人になっていくねえ照れ


そんなことを言ってくれるおばあちゃん。





最期を看取ることは、叶いませんでした。



独りで寂しくなかったかな。





コロナに感染する直前に、外せない事情でキャンセルしたビデオ電話。



おばあちゃんのことだから、きっと楽しみにしていたはず。






どうして電話を優先しなかったのか。

今更悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。





私は一生後悔を抱えて生きていくのでしょう。








あっという間にお通夜、お葬式と事は進み、



無事に送り出した後に言われました。



陰性だから、普通の葬儀が可能だった。

仮に陽性のままだと、葬儀はできなかった、と。



そんなにつらいことが、この世の中には本当に存在する。衝撃でした。






新型コロナが5類になり、



「コロナは終わった」



そう感じている方も多いかも知れません。




でも、コロナ感染がきっかけで亡くなる人は今でもいるということだけは、忘れないで頂きたいです。




「コロナで亡くなるのは高齢者だけだから」




そんな心無いことを言う方もおられます。



その言葉、身内の高齢者の目の前で言えますか?





5類だとしても、コロナが無くなる訳ではありません。

でも、だんだんとワクチンの普及やウイルスの研究が進んできて、怖がり過ぎる必要もないと思います。




どちらかに偏るのではなくて、共存していくという道を、上手く歩いていければ良いと考えます。




世の中は、白黒つけるよりも、グレーで成り立つことも多いのです。





5類へと変わった今だからこそ、

「コロナは終わった」と目を逸らさず、



改めて「新型コロナとの共存とは何か」を考えていきたいと思います。





おばあちゃん、大好きだよ。




こうみ