乳癌で亡くなった叔母からの警告⑤ | くもりのち時々KAIGOそして晴れ

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ある日突然介護生活突入
気張らず焦らずやりましょう
泣いても笑っても明日は来る

妹から聞いた話を

私は信じられませんでした。

初七日の日でもあったし、たまたまそんな

変な夢見ちゃったんじゃない?と。

ただ妹は

今迄あんな急激な眠気など感じた事が無い!

そして夢の内容は全て覚えていると。

そして事実目が覚めた途端、腕が痛いと。

私と母は どうしたものかと、

とりあえず、その夢の中の話を書きとめておこう!

そういう話になり、書きとめたのが私です。


そして、ここからが妹の話は、夢は

本当に叔母からの警告だったのだと信じる事に

なりました。


その日から一週間、いついかなる時も

妹を一人にはしませんでした。

子供達を保育園に送り迎えする時も

必ず私が大抵は一緒についていきました。

そうして六日目、いつものように保育園に行く前に

私を迎えに実家に来ていた妹。

母も含め話している内に いつの間にか3人とも

眠っていました。

最初に目が覚めたのは妹。

リビングのソファーで眠っている私と母を見て

今日はもういいかなと。自分一人で迎えに行こうと

リビングを出た時、目覚めたのは私。

慌てて母を起こし三人で保育園へ。

そして保育園へ向かう一本道。

実家は田舎の為周りは田んぼ道、妹の自宅方面へは

一本道を左に入る分かれ道を進みます。

周りは畑や田んぼ、高い建物などなく

見晴らしのいい道です。

その左への分かれ道、勿論その道も遠くまで見通せます

  車は1台も来ていません。

そう思い左への道に入った瞬間


目の前に真っ赤なダンプ

慌ててハンドルを切りダンプとすれ違いました。

私達三人とも驚きで声も出ませんでした。

左折した道は先まで見渡せたし車も来ていなかった


なのに曲がった途端目の前に真っ赤なダンプ

10秒も経っていなかったと思います。

後ろを振り返ってダンプを見ようとしたら

もうそこにはダンプはいませんでした。

もし実在したダンプなら通り過ぎたあとも

目で追える道です。

でも姿形もありませんでした。

そしてすれ違ったときの、あのキレイに光っていた

真っ赤なダンプ。

もし、母も私も目が覚めず

妹一人でこの道を走っていたら?

三人とも同じダンプを見ました。


この出来事が、妹の見た夢を信じるきっかけになった

出来事です。

自分の初七日の日に、夢の中に出てきて

妹に警告をしてくれた叔母。


叔母は私の母親代わりの人でした。

とても優しい、でも男運はなかった人

二人産んだ子供達も、自分たちに起こる悪い事は

全て母親のせいにしていました。


そして夢の中で、娘の事を

人間の姿をしているが、別の生き物だ!

そう言われた娘の方ですが、

二人の子供を育児放棄して、悪い男と付き合い

風俗に身を落とし、あげくには住んでいたマンションで

放火騒ぎ、幸いボヤて済んだので

大事にはならなかったけれど。

その後、介護の仕事についていましたが、ある日

仕事帰り近くの公園にある木で首を吊っての自死。

後から聞きましたが、結婚間近の男性がいたらしく

一応母が葬儀に出席した際、その男性に初めて会いましたが、とても好青年だったとか。

介護施設での評判もとてもよく、自死する理由が無かったと。


叔母の娘、私達にとっては従姉妹になりますが

あどけない顔の優しい子のイメージしかありません。

なのでその従姉妹の歩んできた道が

残念でなりません。

叔母の言うとおりだとするならば、本当に

そうなのかな?と思うくらいに可愛い従姉妹でした。

私達にはあずかり知らぬところで

どんな生き方をしてきたのか、今となっては

知る事も出来ませんが、

今度はちゃんと生まれ変わって

自分の人生を生きぬいて欲しいと思います。



長文になりましたが、最後まで

おつきあいいただいた方、ありがとうございました


私の実際にあった、不思議体験でしたm(__)m