今日のみ言葉【No.3460】(2024年 9月25日)「ヤコブとパロ(2)」 | mi-gu-me73のブログ

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そこでヨセフは父ヤコブを導いてパロの前に立たせた。ヤコブはパロを祝福した。
(創世記47:7)

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あるプロ野球の監督が優勝した際、

「ファンの皆様、本当に……おめでとうございます!」

とインタビューで答えました。

本来は、

「ファンの皆様、本当に……ありがとうございます!」

と監督がファンに言い、ファンの方が

「監督、おめでとうございます」

と言うはずですが、あまりの意外さに、逆に「名言」として残っています。

今日の箇所はそのような違和感を感じるところですが、神の契約を受け継ぐ者にとっては当然の発言なのです。

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すべての準備を整えた後、ヨセフは父ヤコブをパロに会わせました。

年老いたヤコブはこれからパロの世話を受ける身ですから、

「パロ様、このような手厚い処遇をしていただき、恐縮しております。まことにあなた様からの祝福に感謝しております」

とひれ伏して言うのが当然なのではないでしょうか。

立場は圧倒的にパロが上で、ヤコブは下のはずだからです。

ところが、意外にもヤコブは自分の方が立場が上としてパロを祝福しました。

「そこでヨセフは父ヤコブを導いてパロの前に立たせた。ヤコブはパロを祝福した」
(創世記47:7)

ヤコブは耄碌(もうろく)して、わけも分からず言ったのでしょうか。

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これは、アブラハム契約を受け継ぐ者としての正しい意識の表れなのです。

ヤコブの自己意識は、「神の国の祝福を受け継ぐ者」として確立していました。

パロはこの世では上位であっても、神の国の観点から見れば、ヤコブの方が上位です。

上位の者が下位の者を祝福します。

ですから、ヤコブは会ったばかりのエジプトの王パロに、自分が持っている神の祝福を分け与えたのです。

このような意識は、「武士は食わねど高楊枝」式の「やせ我慢」とは大違いです。

ヤコブは、外側の体裁だけを取り繕って、間に合わせで生きていたのではありません。

彼は様々な苦難の体験を通し、心底神を信じ、自分は祖父アブラハム、父イサクから引き継がれた祝福の契約を担っている者だという意識100%でいたのです。

ですから、いつ何時、どこを突かれても、

「私はあなたを祝福する」

という言葉と行動以外、何ものも出ない境地に達したのです。

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人を祝福する今日を生きて参りましょう。

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