花  調  べ

 

ツルリンドウ(蔓竜胆)

 

ツルリンドウ(蝶ヶ岳・2003年08月撮影)

ツルリンドウ(蔓竜胆、学名Tripterospermum japonicum)は、リンドウ科ツルリンドウ属多年草つる植物

 

特徴

北海道本州四国九州山地の木陰に生え、蔓が地面を這ったり草木にからんで長さ40-80 cmになる[1]対生し、3本の主脈が目立つ。
開花時期は8-10月[1]。葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花をつけて、紅紫色の果実が花弁の先に実る。
和名は、リンドウに似たつる性であることに由来する[2]

 

果実

種子

シロバナツルリンドウ f. albiflorum

種の保全状況評価

千葉県レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類、東京都で準絶滅危の指定を受けている[3]

 

近縁種

ハナヤマツルリンドウ(花山蔓竜胆 Tripterospermum distylum
屋久島固有種である。環境省のレッドリストで、絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けている[4]鹿児島県で絶滅危惧I類の指定を受けている[3]

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト

[4]

     

ホソバノツルリンドウ

ホソバツルリンドウ(細葉蔓竜胆 Pterygocalyx volubilis
朝鮮中国東北部と日本の北海道・本州・四国の山地に分布する多年草のつる性植物。開花時期は9-10月[5]。環境省のレッドリストで、絶滅危惧II類(VU)の指定を受けている[4]。多くの都道府県でレッドリストの指定を受けている[3]

絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト

[4]

ヤクシマツルリンドウ (屋久島蔓竜胆 Tripterospermum japonicum var. tenue
屋久島の固有種である。鹿児島県のレッド