花  調  べ

 

ホウチャクソウ(宝鐸草)

 

 

ホウチャクソウ(宝鐸草、学名:Disporum sessile)はチゴユリ属に分類される植物。

アジア大陸の東端(極東ロシア-東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布する。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。初夏に地味だが白から緑へのグラデーションが美しい花をつけ

 

特徴

ホウチャクソウは草丈は30-60cmになり葉は互生、は上部で分かれる。

 

先端の葉の付け根から長さ2cmほどの花が1-3個垂れ下がって咲く。花被片は6枚(3枚の花びらと3枚のガク)で合着しないが、チゴユリD. smilacinum)のようには開かないので筒状に見える。花被片が合着しない点で、よく似たアマドコロ属 Polygonatum と見分けることができる。花の先端ほど緑色が濃い。花期は5月から6月中旬で、花の後には直径1cmほどの実がなり黒紫色の液果となる。

地下茎を延ばして先端に翌年の株ができる擬似一年草。

 

チゴユリと自然交配することがありホウチャクチゴユリと呼ぶ。 

 

若芽に有毒成分を含む。山菜として利用されるアマドコロナルコユリの若芽と似ており[1]、注意が必要であるが、ホウチャクソウは摘んだときに独特の臭気を発するため判別可能である[2]

 

開きかけのホウチャクソウ

ホウチャクソウの実

名前の由来

寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾り(風鐸と呼称するのが一般的だが、宝鐸とも言う)に、花が垂れ下がって咲く形状が似ていることから名づけられた[3]

 

東寺京都市南区)五重塔に見られる宝鐸