宗教改革記念日
宗教改革記念日は、マルティン・ルターが宗教改革を始めたことを記念する日で、ユリウス暦の10月31日である。 いくつかの国及びドイツのプロテスタント信者が多い一部の州では、この日は休日となっている。日本をはじめ多くの国のプロテスタント教会では、10月31日の直前の日曜日に宗教改革記念礼拝が行なわれる。
1517年のこの日にマルティン・ルターはヴィッテンベルク城教会の扉に『95ヶ条の論題』を張り出した。
ルーテル教会の伝統では、ルターが作曲し、J.S.バッハが編曲したコラール『神はわがやぐら』が歌われる。 また、他のプロテスタント教会でも、讃美歌集(教派によって歌集の書名は異なる)に所収されている同じ曲が歌われる。
なお、ハロウィン(カトリックの諸聖人の日の前夜祭)とは同じ日であるが両者の間に関連性は無い。むしろハロウィンの異教的要素を強調し、宗教改革記念日の方こそを記憶するよう、プロテスタントでは呼びかけられることがある[2]。
95ヶ条の論題を貼り付けた扉
1517年にルターが95か条の論題を城教会の門に貼りだしたことで
宗教改革が始まった、とされている。
95か条の提題(1522年に刊行されたもの)