花  調  べ

 

アデニウム・オベスム

英名はデザートローズ

砂漠の薔薇(サバクノバラ)の名でも流通

 

 

アデニウム・オベスムはキョウチクトウ科アデニウム属の常緑低木である。
英名はデザートローズ(desert rose)という。
この訳語である砂漠の薔薇(サバクノバラ)の名でも流通している。
YListでは属名のアデニウムを標準和名としている。
原産地はアラビア半島や東アフリカで、乾燥地帯に生える多肉植物である。
暖地では庭植えにもされる。
わが国でも石垣島などでは庭植えにしているという。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
茎の根元はとっくりのように肥大する。
葉はへら形で、枝先近くにつく(頂生)。
葉の質は肉厚で艶のある濃い緑色をしており、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月くらいだが、周年性がある。
花は筒状で、先が深く5つに裂ける。
花径は5センチくらいで、色は鮮やかな紅色である。
根や枝から出る樹液は有毒である。
花言葉は「純な神経」である。
属名の Adenium はイエメンの都市「アデン(Aden)」からきている。
種小名の obesum は「肥満した」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Adenium obesum

★来るのならどんとおいでよ砂嵐
 砂漠の薔薇は陽気に咲いて