花 調 べ

 

稚児笹(チゴザサ)

 

 

稚児笹(チゴザサ)はイネ科チゴザサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて日本各地に分布し、水田や湿地に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドシナ半島、インドネシア、ニューギニア、オーストラリア、マレーシア、インド、ヒマラヤ、南インドなどに広く分布する。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬い草質で、艶はない。
開花時期は6月から8月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小穂をまばらにつける。
小穂の色は淡い緑色で、紫褐色を帯びる。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
和名の由来は、葉が笹(ササ)に似ていて小さいことからきている。
花言葉は「激しい感情」である。
属名の Isachne はギリシャ語の「isos(同)+achne(籾)」からきている。
種小名の globosa は「球形の」という意味である。
写真は7月に国立科学博物館附属目黒自然教育園で撮った。
学名:Isachne globosa

★初めての名前にほうとカメラ向け
 後で調べて花咲くと知り

 

 

写真と解説は「花図鑑ー龍」さんからお借りしています。