花 調 べ

 

ビクトリア

 

 

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方、西アジアである。
ヨーロッパで品種改良が進められた。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
現在では、鉢植え植物のトップクラスに成長している。
ビクトリア(Victoria)はそうした園芸品種の1つである。
花びらの縁が波打つフリンジ咲きの代表種である。
つくられた時期は古く、1906年にヨーロッパで作出された。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、心臓形である。
開花時期は10月から3月くらいである。
花は茎先に1輪ずつ咲く。
花の色は白地に赤い縁取りが入る。
属名の Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきている。球形に近い球根の形からつけられた名である。
種小名の persicum は「ペルシャの」という意味である。
写真は12月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。
学名:Cyclamen persicum 'Victoria'

★美しい花の姿が目を奪う
 気品豊かにビクトリア咲く

 

 

写真と解説は「花図鑑ー龍」さんからお借りしています。