花 調 べ

 

アメリカンブルー

 

 

アメリカンブルーはヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)の多年草である。
エボルブルス属は南北アメリカや東南アジアなどに400種くらいが分布する。
日本にも沖縄に朝顔柄草(アサガオガラクサ)が分布し、属名の和名をアサガオガラクサ属という。
本種の原産地は北アメリカの中南部である。
アメリカンブルーは流通名である。
ハワイで花つきのよい選抜種が開発され、ブルーデイズ(Blue Daze)と名づけられた。
ところが、1980年代に日本に渡来したとき、業者に知識がなかったためにいろんな名がつけられたが、やがてアメリカンブルーに統一されていった。
学名のエボルブルスやエボルブルス・ピロススで表示するものもある。
草丈は10センチから25センチくらいである。
匍匐性があり、葉や茎には軟毛が生えている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から10月である。
暖地では周年開花をする。
茎先に花径2センチくらいの青い花をつける。
花冠は杯状で、花の真ん中は白い。
雄しべは5本で白い。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

花言葉は「あふれる思い」である。
属名の Evolvulus はラテン語の「evolvere(よじれない)」からきており、地をはって伸びることを示している。
種小名の pilosus は「軟毛のある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の琉宮城蝶々園で撮った。
学名:Evolvulus pilosus

★昼顔の流れを組みし君の青
 陽射しの中に涼風送り

 

 

写真と解説は「花図鑑ー龍」さんからお借りしています。

http://hana-zukan.net/001a.html