花 調 べ

 

カランコエ・ラウヒー

流通名 幸来花(コウライカ)

 

 

カランコエ・ラウヒーはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の常緑多年草である。
原産地は、
中央アフリカからマダガスカル島である。
カランコエには園芸品種が多いが、本種は原種である。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(
対生)。
葉の縁には鋸状の粗いぎざぎざ(
鋸歯)がある。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
開花時期は12月から3月である。
伸ばした
花茎の先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、朱赤色をした鐘形の花を下垂して咲かせる。
花冠の先は4つに裂ける。
流通名を幸来花(コウライカ)という。
属名の Kalanchoe は、中国名の「加籃菜」の音に由来するという説がある。

種小名の rauhii はマダガスカルの植物の研究者であるドイツ人の「ラウーさん(W. Rauh)の」という意味である。
ハイデルベルク大学附属植物園の園長だった人である。
写真は2月に
神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Kalanchoe rauhii

★うな垂れて明かり灯して密やかに
 咲くを眺める南国の花

 

 

写真と解説は「花図鑑ー龍」さんからお借りしています。

http://hana-zukan.net/006ka.html