まずお知らせ~。
有難いことにフォレストは3万打間近です。
アメーバでリクエストを受け付けたことはありませんが、
3万打記念として拙い話ばかりですが、リクエストを受け付けようとキリ番設定しました。
多分、今週中には3万打に届くかと思います。
貴方が覗いたらキリ番かも?! サイトはこちら → ★
以上、お知らせでした。
そしてそして。
Kの妄想なお話書いちゃいました。
私、みふゆの勝手な妄想であり、関係各社様とは一切関係ございません。
小心者ゆえ、苦情なども受け付けておりません。
K、わかんない。でもキニナルって方はまずはサイトからどうぞ → ★(Kのサイト)
今回のお話はレッド、吠舞羅(ホムラ)でのお話。
もし吠舞羅にアンナ以外に女の仲間がいたら。。。って妄想です。
キャラクターはこちらのページで確認どうぞ → ★
お名前貸してくれたのはDoremiちゃんです!ありがとうございます!
ストーリー的に荒い感じの性格の女子にしてますが、
Doremiちゃんはもの凄く優しい女性ですよー!
それでは設定捏造な上、キャラ崩壊など受け入れてくださる方のみ、
拙いですが、どうぞ。
今日もバー・HOMRAに向かえば、草薙さんが教えてくれた。
レイ「アンナが熱を出した?」
草薙「今朝は中々起きてこうへんなぁ思て、部屋見に行ったら熱あったみたいでなぁ」
レイ「何で早く呼ばないのよ」
十束「ああ、僕たちでやれることはしたよ?少しだけど食欲も出てきたし。でも流石に着替えは…」
レイ「してないよね?」
草薙「してないからお前に頼もうと思ってたんや」
十束「頼まれてくれる?」
レイ「当たり前」
八田「レイ、アンナの風邪、悪化させるなよ!」
レイ「ぅるさいよ、八田!アンタは風邪引かないから安心しな、馬鹿だからね!」
ギャーギャー吠える八田を無視して、私は二階のアンナの部屋へと向かった。
レイ「アンナ?入るよ?」
ノックをしてその扉を開ける。
アンナ「…レイ…」
レイ「風邪ひいたって?熱は…あるね。汗かいたでしょ。着替えようか」
アンナ「…うん」
着替えが終わって、またアンナを寝かせる。
レイ「じゃあアンナは寝てて。私何か買ってくるから」
アンナ「…いら、ない」
レイ「だぁめ。早く治さないと。皆心配してるし、…キングも心配してる」
アンナ「…わかった…」
一階へと戻り、草薙さんに声をかける。
レイ「着替え終わったからちょっと買い出し行ってくるね」
草薙「おおきに。翔平、レイに付いてったり。頼んだでー」
レイ「ただいまー。アンナ、ここにスポーツドリンク置いておくね。あとはゼリー。今食べる?」
アンナ「…」
レイ「トマトゼリー。赤いよ?」
アンナ「…食べる」
レイ「よし!」
アンナは赤いものが好きだからトマトゼリー多めに買ってきておいてよかった。
人参ゼリーは食べるかな…。
レイ「うん、食べれたね。直に良くなってくるよ」
アンナ「…レイ、ありがと」
レイ「どういたしまして。私も早くアンナに元気になってもらいたいし。さ、もう一度寝ようか」
アンナ「レイ…」
レイ「ん?」
アンナ「本…読んで…」
レイ「わかった。どれにする?これ好きだったっけ?」
アンナ「うん…」
アンナにはたまにねだられて読み聞かせをする。
でもアンナの好きな本は分厚い本が多くて…、
読んでるうちに、睡魔が、襲って、くるときもあ…る… … …。
寝静まった二人の元に訪れた男が二人。
アンナの火照りが治まった表情に安堵の笑みを浮かべながら、
椅子に座りベッドに被さるように寝るレイを覗き込む。
十束「レイも寝ちゃったみたいだね」
草薙「おーい、レイ起きや?」
レイ「…」
草薙「気持ち良さそうに寝てるなぁ…」
気配を感じた草薙が振り返れば、そこには赤い髪の長身の男…、
赤の王であり吠舞羅のキングである周防尊がいた。
草薙「お。どないしたん、尊」
十束「レイがアンナの世話をしてくれてたんだよ」
周防「ああ…」
十束の言葉に短く応えながら、眠るレイを抱き上げる。
草薙「何処に連れてくんや」
周防「ベッド。風邪ひくだろ」
表情を変えることなく、そのまま自室へと向かう周防。
十束はニコニコと笑いながら声をかける。
十束「宜しくねー」
周防が見えなくなった先を見やりながら草薙が零す。
草薙「…吠舞羅にはせぇへんかったけど、尊もレイには甘いなぁ」
十束「そうだね。尊も隅に置けないね」
クスクスと笑う十束。
もう一度アンナを見やり、心地よい眠りであることを確認して二人は階段を下りていった。
心地よい体温に包まれていた。
…寝ちゃったんだ…。
そう思いながらうっすらと目を開ければ、目の前に尊さんの寝顔があった。
「っっ?!?!?!」
途端にパニくる頭。
どうして尊さんと一緒に寝てるの??!!
そして背中に緩く回されてる腕に気付いて、混乱に拍車がかかる。
と、とりあえず起きてもらおう…。
「キ…、キング。起きて、下さい」
駄目だ…。尊さん、中々起きない人だった…。
「キング…キング…」
小さめの声で訴えてみても反応はない。
尊さんのTシャツを掴んで軽く引っ張りながら、
今度は普段本人には言わない名前を呼んでみた。
「み…尊サン…」
尊さんの瞼がピクリと動いてうっすらと見えた瞳。
「み…キング!キング!起きて下さい…て、また寝た?!」
今度はもう少し声を大きくして呼んでみる。
「…尊、さん」
瞼がゆっくりと動いて、赤の王の瞳が私を捕らえた。
間近で見たその瞳の奥に赤い炎が見えた気がした。
心の奥底までぎゅっと掴まれたようになった私は上手く言葉が出なくて、
絡んだ視線を逸らすことも出来ずに。
少ししてようやく声をかけた。
「あの…起きて下さい。私動けな…」
静かに、でも大きく吐かれた溜め息。
「尊さん?」
「…もう少し寝ておけ」
「へ…?」
肌を撫でるようなその低い声で伝えられた言葉と共に。
身体を引き寄せられて、ぎゅっと抱きしめられた。
息が止まる。
困る。
困る。
困る。
更に困ります、この状況。
アンナが怒り出すかもしれないし。
多々良さんはクスクス笑うだろうし。
草薙さんは何もなくても根掘り葉掘り聞こうとするだろうし。
八田はグチグチ煩く絡んできそうだし。
他の皆もからかってくるだろうし。
何よりもキングに…尊さんに、
同じベッドで抱き締められて寝てるって状況が、非常に困る。
胸が煩いくらいに高鳴って。
きっと今の私の顔は真っ赤で。
尊さんから伝わる体温と、尊さんの香水が直接鼻に届く。
頭の上からは規則正しい呼吸。
困る。
困る。
困る。
私はどうすることも出来ずに硬直したままでいた。
少ししてフッと小さく笑ったような息と共に緩められた腕。
見上げればその瞳は閉じられていて。
そっと腕の中から抜け出して静かにドアを閉めて、火照る頬を抑えながら階段を下りた。
十束「あ、おはよう、レイ」
レイ「オハヨウゴザイマス…」
草薙「レイ、よう眠れた?」
レイ「何て言うか…、その…疲れました」
八田「っ!レイ…。遂に尊さんを襲いやがったか!!!」
レイ「は?何でそうなる?!」
十束「レイ、尊はちゃんと優しくしてくれた?」
レイ「多々良さん、あの…」
草薙「レイ、そんなに顔赤うせんでも」
レイ「草薙さんまでからかわないで下さい!!…私、アンナの様子見てきますから!!!」
八田「そんなこと言ってお前また尊さんを!!」
レイ「煩い!八田!!後でしばく!絶対しばく!!!東京湾沈める!!!」
鎌本「八田さーん、レイにヤキモチ焼いてるんですぅ?」
八田「鎌本てめぇうるせぇよ!!!」
煩い声を背中で聞きながら、階段を上がる。
さっきまでの状況を思い出して、
私はまた火照る頬を押さえた。
赤の王に魅せられた心は、どうしようもなく、赤く染まる。
fin.
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何か宗像室長に頭を掴まれて壁にゴン!とやられたい気分ですwww
読んで下さった方、ありがとうございました。
みふゆ